さてさて、畑から戻りワイナリー内を見学です。
と言っても、貯蔵庫と事務所、更には直売所を兼ねた小さな施設です。
中央に置かれた大きなテーブルにはエチケットが散りばめられています。
葡萄の品種により色々な色のエチケットがあるので、こうしてディスプレイすると綺麗ですね。
テーブル横には直販スペースが。
こちらに並ぶのは日常消費用の通年ワイン。
デラウエアやMBAが中心で価格も2000円程度なので、ちょっとした家飲みには最適です。
色々と試飲をさせていただいたのですが、私のお気に入りは“MBAロゼ”(°∀°)b
べりーAの特徴であるキャンディ香を上手に残しつつ、非常にドライなテイストでどの料理でも合わせやすそうな印象です。
どうにもこのドライな感じが癖になり、試飲と言うより本気飲みに…
気が付けばボトル半分程空けてしまいました(((( ;°Д°))))
畑の記事でも触れましたが、こちらのワイナリーの本当の売りは“ボルドー系品種”。
特にメルローとカベルネのワインは非常に上質な物を造っています。
直販でもいくつか用意されていましたよ!!
◆カネルネ&メルロー2002 5150円
◆メルロー2009 5150円
◆メルロー2005 5150円
お値段も日常用に比べて格段にアップしますが、非常に魅力的なランナップです。
で、勿論これらも試飲させていただきましたよ!!
中でも印象的なのは“メルロー2005”。
なんてエレガントなんでしょう!!
樽由来のヴァニラや土のニュアンス、黒系果実の程よい酸とタンニン、そしてほんの少しのスパイス感…
これだよね、ワイン飲んで幸せって思える瞬間は!!
10年と言う時間をゆっくりと熟成を重ねたワインの凄みがありました。
なぜ、このワイナリーではこれほどまでにボルドー品種のワインが上手く出来るのか??
それは、元当主の嘉也さんの経歴が物語ります。
彼は10年ほどボルドーのポイヤック周辺でワイン造りを学んでいるんです。
日本でも有名な、“レオヴィル・ラス・カーズ”や私がワインに目覚めた切欠となった“シャス・スプリーン”など、名醸造を渡り歩いた方なんです。
そんな経験から生まれたのが“那須ワイン”な訳です。
ボルドーと栃木…
全く共通点が見つかりませんが、美味しいワインを造ろうとする情熱はどの土地でも活かされるものですね。
都内でも中かな流通しているワインでは有りませんが、御徒町の“ワインスタイルズ” さんで時々入荷があるようです。
それから、私の勤務するお店では、オリジナルにブレンドしている“ソワレ”と言うボルドーブレンドのワインも提供しています。
でもやっぱり、一度は訪問して欲しいワイナリーかな。
ちょっと人見知りなところは有りますが、渡邊さんのお話も楽しいですよ。
兎にも角にも私の一押しワイナリーです('-^*)/
渡邊さん、お忙しい中お時間さいていただきありがとうございました!!