桜も散る頃の那須塩原駅。


新幹線で1時時間ちょっとで行ける観光スポットです。


栃木県と言えば絶対王者の貫禄が有る足利の“ココフォーム・ワイナリー”が有名ですが、ここ那須塩原にも知られざる名醸造のワイナリーが存在します。


駅から歩いて10分ほどでしょうか、国道沿いにワイナリーが姿を現します。


一見すると、普通の農家にしか見えませんが…



間違いなくワイナリーです(°∀°)b



“那須ワイン”の冠でワインを産出している“渡辺葡萄園”です。


創業120年以上の歴史あるワイナリーですが、4代目・渡邊嘉也さんの極端なメディア嫌いと、生産本数が少ない事が重なり、余り一般的には日の目を見ないワイナリーです。


とは言え、こちらのワイナリーはボルドー系の品種に関しては、私が知る中では日本一と言っても過言ではないくらいハイクオリティです。


畑は全て自社畑で昔ながらの棚栽培がメイン。


日常ワインとして、ナイアガラやMBAを生産しているのですが、やっぱり私の気になるのはボルドー系品種のワイン。


はやる気持ちを抑えつつ、まずは“裏庭”の自社畑から見学です。


建物の裏には醸造施設が雑然と置かれていますが、殆どをこちらの施設で賄っていると言うから驚きです。



ホーローのタンクも現役でフル稼働しているそうですよ(°∀°)b


この施設の向かいは一面ブドウ畑!



0.5hほどの敷地に、メルローやカベルネ、そしてMBAなどが混栽されていました。


どれも10年から15年ほどの樹齢で、しっかりとした幹が印象的です。



周囲に高い建物が無いので、日照時間は十分に確保出来ているようでした。


ワイナリーを出て国道の向かい側には2hほどの畑が有ります(°∀°)b


裏庭と同様にナイヤガラやMBAが混栽されていました。



ちょっと遠めですが、写っているのが渡辺さんです(^-^)/


特に区画を区切って有る訳では無いとの事でしたが、ゆったり気味に間を取って木が植えられているのが写真でも伝わるかと思います。


渡辺さん曰く、このくらいの間隔がベストなんだとか。


非常に開放的な空間で、記憶に残る畑でした。


更に奥に進むと、メルローとカベルネを発見!!



どうやら植樹したばかりの区画のようです。


この区画の葡萄がどう言うワインになるのか今後が楽しみですねо(ж>▽<)y ☆


畑の印象…と言うか、私が一番驚いたのは、これらの畑は全て国道沿いに有ると言う事!


元々、那須塩原駅周辺は標高が200ⅿほどなのですが、こんな平地の道路の真ん中に畑が有るとは思ってもいませんでした。


土壌さえしっかりしていれば、立派な葡萄が育つと言う事なのかも知れませんね。


色々な意味で非常に参考になる畑でした。


そして…お待ちかねのテイスティングをする為、ワイナリーに戻るでした。