こんにちは。
最近は連日でネタを消化していますが、
一応、
・新しいコーナーを板に乗せたい
・2月中は予定が無い
という理由でこうなっているので、勘弁してください(笑
『VINTADE WATCH』コーナーは基本的に不定期のため、
気まぐれに投稿しますので、よろしくお願いします。
今日は自分が所有する時計の中でも指折り3本には入るお気に入りです。
Waltham 17 juwels Incabloc (1950's)
ホワイトのダイヤルに、12・3・6・9時がローマ数字のインデックス。
他はトライアングルインデックスですね。
ローマ数字の書体も秀逸ですが、なによりダイヤルが退色してきていて、とても良い塩梅です。
ステンレスケース、ラグ幅は16mm。
秒針は赤針で、17石手巻き。インカブロック搭載。
この時計を持つと、WALTHAMが愛される理由がよくわかります。
アメリカの20世紀を彩る代表的時計メーカーは、
BULOVA、ELGIN、GRUEN、BENRUS、HAMILTON、WITTNAUER、WALTHAMあたりでしょうか。
なにより、ELGINとWALTHAMは鉄道職員用の懐中時計で有名なメーカーで、
とりわけ1890~1940’sにかけての懐中時計はアールデコ装飾などの、
時勢を反映したディテールが見られることから絶大な人気を持っていますね。
鉄道はアメリカのインダストリアルにおいて、
BIGMACやLEEなどのワークウェア系ブランドのみならず、
時計産業の活力源にもなっていた重要なキーワードです。
とりわけ1890年代からの鉄道産業の発展はアメリカの産業の発展とも呼べるでしょう。
WALTHAMの創業は1850年といわれており、最盛期を迎えるのは先ほども挙げた鉄道産業の発展に伴った20世紀初頭です。
今回紹介するアイテムは、
最盛期を経て、WALTHAMがアメリカの時計ブランドの大手として
もっとも輝いていた時代のモデルと言えます。
おそらく、ロゴの書体から、1950年代のモデルだろうと推定しました。
裏蓋は6点式スクリューバックです。
では、裏蓋を開けて、ムーヴメントを見てみましょう。
紫色のパーツがルビー(石)となります。
構造的には基本的な手巻きムーヴメントですが、
この時代の特徴であるインカブロックが搭載されています。
インカブロックとは、1940年代の耐震装置のことで、
テンプとよばれる、香箱車(ゼンマイ)の動力の力を均等に保つ脱振機の役割を担うパーツを保護するものです。
この年代には様々な耐震装置が開発されますが、
とりわけインカブロック耐震装置は整備面でも、性能的にも優れており、
この時代のスタンダードとなっています。
それでは、最後に、
当ブログのYOUTUBEチャンネル『JAZZ AND THE SUN(youtube channel)』より、
この時計のダイヤル側及びムーヴメントの動作動画をご紹介してお別れです(^^




