秩序は守られた | Let's Enjoy Baseball

秩序は守られた

 昨日の夜は日本シリーズのテレビ中継を見ながら発砲酒のロング缶と2本飲んでからロゼのワイン750mlを開け、「まだ飲み足らん!」と、冷蔵庫を開けて発砲酒のショート缶を開けようとして思い止まった私です。はい、深酒の原因は中日の不甲斐なさでも初戦快勝でもなく、情けない我が息子の野球に対する姿勢です。

 はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。(sigh

 こんにちは、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

 さて、今日のRioは所属地域の秋季リーグ戦第4戦に臨みました。チームはこれまで3戦を戦い2勝1敗で、他の3チームと共に首位におりますが、8チーム中4チームが2勝1敗で、あとの4チームも1勝2敗という大混戦状態。優勝を狙うには、これからは1つの負けも許されません。しかも今日の対戦相手は、Rioと同じチームの1学年下のBチーム。勝って当たり前が普段以上にプレッシャーとなるのです。唯一の救いは、BチームはRio達のチームの試合の前に、別の所属連盟の秋季大会トーナメントの試合を行っており、昨日の練習試合で投げたエースがそちらの試合で完投したため、2番手投手の子が先発することでしょうか。

 主将同士のジャンケンは、昨日同様、当Aチームが勝ち後攻をチョイス。Bチーム主将はジャンケンが滅茶苦茶弱いというジンクスにまたも助けられました。

 しかし、1回の表のAチームの守りはやはり緊張のせいかぎこちなく、そこへBチームの打者を打ち取った打球がAチーム野手の間にポトリと落ちるという不運(?)もあり、2点を先制されます。それに対してRio達は、先頭打者の主将クンが3球三振に倒れ嫌なムードが漂いそうでしたが、2番の子が四球で出塁し、盗塁と3番打者のポテン・ヒットでホームへ生還。その後、4番打者も塁に出て、2アウト、ランナー3塁、2塁の場面でこの日6番に下がったRioが打席に。コーチ陣から「Rioはホント、オイシイ場面で打順が回って来るねぇ」と冷やしとも期待とも受け取れる声が飛びます。私は昨日、Rioに「監督にオマエの打順を下げるように助言する」とは言いましたが、私はこの件に関しては監督と一切話しをせず、監督の采配に任せていました。監督も何か感じることがあったのでしょうか? 今日はRioを6番に下げました。その第1打席・・・・・・、

 カウント2-2からイン・ハイのボール気味の球を空振り三振で、3アウト・チェンジ。得点は1点止まりでした。最初のスイングがアウト・ローの抜いた球を空振りし、2回目のスイングはアウト・ハイを当てただけのスイング(下半身が機能していない)でしたので、最後はインコースを明らかに振り遅れました。このピッチャーはアウト・コースだけではなくインコースにも球が来ることは、一昨日渡したデータにもちゃんと記載されていたのですが・・・・・・。やはり頭には入っていないようです。まっ、自業自得でしょう。

 試合はその後両チームとも得点がないまま進み、3回裏のRio達の攻撃は相手のミスもあり2点を取って逆転に成功し、なおも1アウトランナー3塁2塁でRioの2打席目。またもや自軍ベンチから「ホント、Rioはオイシイよねぇ」と声がかかります。この打席で、3塁牽制球が悪送球となり、走者がそれぞれ進塁して4点目を加え、1アウト、ランナー3塁となったところで、ピッチャーの投げたボールはインコースの真ん中へ。Rioはその球をスイングし、打球はサードへ。自軍の関係者は誰もが「抜けた」と思ったのですが、サードのグラブの横を抜けそうな強烈なライナーを、昨日の練習試合では捕手をしている賢い子が本能的にグラブの手を伸ばし、打球はスッポリとグラブの中へ。3塁走者が飛び出していたため、ゲッツーを喫し、3アウト・チェンジとなりました。「あ~っ、惜しい」と悔しがる自軍関係者。でも、私はあの打球が抜けなかったのは、Rioのスイングの何かがおかしいからだと思っていました。昨年のちょうど今頃、当時BチームだったRioが先週戦ったチームの1学年上のチームと戦った時に、やはり強烈なショート・ライナーを好捕されたのですが、その時はミートしてからフォロー・アップまでバットが振り切れておらず、力負けしていました。この打席も、おそらく似たようなスイングではないかと想像がつきました。

 Rio達のチームは、4回の表に相手に1点を取られはしましたが、その間に着実にアウトを積み重ね。結局試合は4対3でRio達の勝利に終わりました。一応、秩序は守られた両軍(全員が同じチーム)関係者はホッとしておりました。

 夕方、帰宅してから日本シリーズを見つつ、先ほどのRioの両打席をパソコンに吸い上げ、フォームの分析を行いましたが、第1打席はミートの位置からフォロー・アップにかけて、また第2打席はインパクトからフォロー・アップまでの体重移動の不備が修正できていませんでした。結局、あのサード・ライナーはしっかりと体重移動していたら長打になっていた可能性が強く、それをRioが自分で芽を潰したということです。

 親がいくらポイントを指摘しても、修正する強い気持ちと努力と創意工夫がなければ、学童軟式野球在籍時にはこれ以上の進歩は望めないでしょう。残念ですが、これが今のRioの実力なのです。

{Rioの成績}

打撃:

 第1打席 空振り三振
 第2打席 サード・ライナー

守備:

 ワイルド・ピッチ以外の与盗塁1(相手走者のスタートが早すぎた)