サヨナラ勝ちに歓喜する | Let's Enjoy Baseball

サヨナラ勝ちに歓喜する

 昨日、今日行われた東京六大学野球秋季リーグ戦で、早稲田法政に連勝し、3シーズンぶり38度目の優勝を決めました。また、慶應明治に連敗し、2位以下の順位が混沌としてきました。我が母校もまだ3位タイになる可能性が残っておりました。こんにちは、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

 さて、今日のRioは所属地域の秋季リーグ戦第3戦に臨みました。先週の連休最後の日に私の監督代行ミスで第2戦を落としたショックが残っていなければよいなと思っていたのですが、Rioからの報告では、昨日の練習は問題なかったようです。しかし、集合場所に行く途中で先週連投したピッチャーと会ったので「今日はどうするんだ?」と聞いてみたところ、先週とは明らかに異なる、いつものノラリクラリの曖昧な返答しか返ってきません。一応、監督にその経緯を話し、アップを任せて私は試合会場の設営と前審(自分たちの試合の前野試合の審判)のため移動しました。

 本日の対戦相手は、春のリーグ戦で1点差で逃げ切った相手。でも、夏に着実に力をつけ、青少年健全育成トーナメントでは準優勝し、先月に行われた別のトーナメントではRio達が秋季リーグ開幕戦で戦った相手をコテンパンにやっつけています。強いて言えば、このチームの選手は覇気が感じられないというか、感情を表に出す子が殆どいない点がウィークポイントのような気がしますが、決して侮れません。

 試合は、先方が2回表に先制し、Rio達が3回裏に追いつき、4回裏に2点勝ち越し。しかし、時間的に最終回と思われた5回表に守備の乱れから同点に追いつかれ、その裏のRio達の攻撃は無得点。試合は制限時間を超え6回に突入しました。6回表の相手の攻撃は決勝点を取るかという勢いでしたが、Rio達が辛うじてピンチを切り抜けます。そして、6回裏のRio達の攻撃もあっさり2アウトを取られ(2アウト目はRioのショート・フライ)、「いよいよ特別延長に突入か?」という気配が濃厚だったのですが、Rioの次の打者がフォアボールを選び、2盗塁へ盗塁。そして次打者が打ったボテボテのセカンド・ゴロはボールに妙な回転がついており、これをセカンドがジャッグル。慌てて1塁へ投げましたが、このバッター・ランナーは「俊足」がウリの子だけに、送球前に駆け抜けてセーフに。しかも、ファーストの子がボールを落とした隙に、2アウト、打ったらGOで3塁に進んでいた走者がホームまで駆け抜け、試合は4対3と劇的なサヨナラ勝ちとなりました。

 この試合、2アウトからサヨナラとなる1点を勝ち取ったことと、その劇的な勝利に普段は活躍の機会が少ない子達が絡んだこと、そして、私が監督代行を執った試合と異なり最後までみんなで勝つんだという気持ちを持ち続けたこは大いなる収穫でした。1時間20分を超える試合は胃液が飛び出るような緊迫した試合となりましたが、まさに塾高野球部が唱える「Enjoy Baseball」を体験でき、最後は監督、コーチ陣、選手、父兄みんながいい笑顔を見せていました。

 これで、リーグ戦2勝1敗。まだまだ優勝争いに残っています。残す試合はあと4試合。次週はRioのチームの5年生チーム。そう、同じチーム同士の対戦です。

{Rioの成績}

打撃:

第1打席 ライト・ゴロ
第2打席 サード手前でボールが高くバウンドし、レフト前へ。2塁へ盗塁し、次打者のライト・ゴロを1塁手が落とした隙に3塁からホームを狙い、本塁手前でタッチ・アウト。
第3打席 ショート・フライ

守備:

可もなく不可もなし