日本ハム対ソフトバンク戦から学んだ点 | Let's Enjoy Baseball

日本ハム対ソフトバンク戦から学んだ点

 新聞のサイトに、人気アイドル・グループのメンバーの1人が芸能活動を休止するという話しが出て、それじゃ、このグループの名前は「KT-TUN(ケートゥーン)」に変わるのか? などと朝からくだらない発想をしています。こんにちは、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

 さて、昨日はパ・リーグの優勝チームが決まりましたね。私は27年前に、このチームが本拠地としていた球場で場内係員(売り子ではありません)のアルバイトを2年間やっていたこともあり、親しみは持っています。25年前にリーグを制覇した時は大学受験の勉強のためアルバイトを辞めていましたが、同一本拠地で行われた日本シリーズをアルバイト仲間の粋な計らいでタダで見ることができラッキーでした。(^_^;;; なおアルバイト時代に、この球場を本拠地としていたセ・リーグ球団左打者の車を駐車場で管理していたのですが、その方は現在、昨日優勝したチームの打撃コーチをされてます。
 
 ところで、昨日の決め手となった稲葉のセカンドへの打球ですが、ソフトバンクの川崎の足が離れてセーフとコールされ、体制を崩していた川崎のバック・ホーム送球が一瞬遅れ、その間に走者森本がホームインしたわけですね。
 
 私はこの時、2つの疑問を抱きました。
 
 1つ目は、走者森本は2アウトでセカンド・ベースにいて、稲葉の打球で本塁まで一気に駆け込んできたのか? それとも、一度3塁をオーバー・ランしてストップし、川崎が体制を崩したのを見て本塁まで突進したのか? という点。
 
 2つ目は、2アウト・ランナー2塁、1塁で打者稲葉を迎えた時、ショートの川崎は状況確認がきちんとできていたのかどうか? という点です。
 
 まず1つ目ですが、昨夜から今日にかけてのTVのダイジェストでは、森本の走塁シーンを2塁から本塁までしっかりフォローしたシーンが全く流れず、新聞各紙は「森本が2塁から一気に」という書き方をしているだけで、どのメディアを見ても森本が稲葉の打球の後、どう走塁を行ったかチェックができませんでした。しかし、スポニチにあった森本の手記に「本塁に滑り込んでも何が何だか分からなかった。打球は抜けてないし」とあったので、森本は基本に忠実に「2アウト、打ったらGO」で2塁から一気に本塁へ走ったと断言できそうです。私がなぜこれに拘るかというと、もし、森本が基本に忠実に走塁したのなら、Rioのチームでこの件を子供達に話し、良きお手本として子供達に意識させたいからです。
 
 また2つ目ですが、もしかしたら川崎は「自分のところで予期せぬことが起きたっら、2塁にいる森本は一気にホームへ走る」という予測を立てていなかったのではないかと思うのです。というのも、2塁塁審のセーフのコールに「えっ、何で?」という仕草を見せたからです。ただ川崎はその後、直ぐにショート側から3塁を確認し、その後セカンド側から反転してホームへ送球しているので、直ぐに森本を意識したとは思います。ですが、2アウトランナー2塁1塁であの状況なら、当然走者はホームへ走ることが分かっているはず。にもかかわらず判定に一瞬気を取られたということは、事前に状況確認がきちんとできていなかったのではないかと疑っているのです。で、私がこれに拘るのは、もし川崎が状況確認を怠ったのであれば、やはりRioのチームでこの件を子供達に話し、悪い見本として子供達に意識させたいからです。1球ずつ状況を確認しておきなさい。でないと、いざという時に身体が反応できないと。
 
 そして、基本に忠実だった方に勝利の女神が微笑んだのだと。

 皆さんの目には、この2つ、どのように映りましたか?