試合前日の絶好調が怖い | Let's Enjoy Baseball

試合前日の絶好調が怖い

 夕方、中日ドラゴンズベテラン投手ノーヒッターの快挙を成し遂げたことを喜んだのも束の間、夜、応援している塾高が神奈川県秋季大会4回戦で延長線の末敗れたことを知り愕然としました。こんにちは、皆さん、お元気でお過ごしでしょうか?
 
 さて、今日はチーム練習日なのですが、Rioと私はお休みして受験予定校へ「体験入学」に出かけてきました。これで3回目の体験入学(最終回)ですが、私たちの場合、体験入学の他にも中学野球部、高校野球部の活動を生で見られる絶好のチャンスなのです。
 
 今回、中学野球部は新人戦のブロック大会の真っ最中で、私たちが学校に到着した時にちょうど試合から戻ってきたところでした。Rioは初めて自分の目で中学野球部の試合用ユニフォームを目にしましたが(これまでは写真でのみ)、やはり興奮は抑えられなかったようで、「合格して、絶対あのユニフォームを着るんだ!」と息巻いていました。なお、中学野球部の試合結果はコールド勝ちだったそうです(選手が先生に「オマエ、オレに3回コールドで終わらせてくるって言ってたじゃねぇか!」 と突っ込まれていました)。
 
 一方、高校野球部は秋季大会の当番校になっていて、グラウンドでは他校の試合が行われており、野球部員の何名かはスコアボード係やカウント係を務めていました。Rioはこの学校のグラウンドで公式戦が行われることを初めて知り、更に興奮した様子で、「やっぱり、ボクはここで野球がしたい!」と思いを込めていました(だけど、その前に受験に合格しないとな)。
 
 体験入学の授業が終わり、監督にご挨拶するため高等部の職員室へ。職員室前にはちょうど野球部コーチと選手がいて、私たちの顔を見るなり誰だかわかっていただけた様子。本当にいつもありがたいことです。コーチが監督を呼んでくださり、Rioと共にご挨拶。監督はいつもRioに握手してくださるのですが、今回も「勉強も野球も頑張って!」とRioの手を取ってくださいました。Rioはもう、大感激です。私がこの方にRioを預けたいのは、こうした優しさ(愛情)を持っておられることも理由の1つです。監督と暫しお話しをさせていただいて校舎を出て、まだ試合中のグラウンドの横を歩いて学校を後にしました。
 
 帰宅後、明日の試合に備え、座学とシャトル・ティーを行いました。
 
 座学では、今年の春まで、前出の塾高野球部の打撃の基本になっている「左肩にバットだご」(右打者の場合)、つまり、フォロー・アップするスイングができていたのに、最近はバットが途中で止まっていて、理想のフォロー・アップになっていないことを映像を見せて説明。「これでは、明日のピッチャーの速い球を力強く打ち返せないぞ」と付け加えました。
 
 そして、シャトル・ティーでバッティング・フォームの最終チェック。7月初めの試合でRioがヘマをしてから私は彼の自主練習に付き合わなかったのですが、明日はRioにとって特別な試合なので約2ヶ月ぶりに一緒に練習です。すると、Rioは先ほどの座学のポイントだけでなく、私がこれまで言い続けてきたことを実践してバットを振るではありませんか。しかも、自分のスイングについて、自分で解説ができる。例えば、「今のインコース気味にきたシャトルはタイミングが遅れちゃったんだけど、無意識に左足を引いて右方向へバットを振ったら、巨人の二岡みたいに右方向へ強く打てた」と。また別のケースでは、「外角に来たけどタイミングが合わず突っ込んじゃいそうだったんだけど、何とか踏ん張ってギリギリまで待って右方向へバットを振った」と。つまり、自分で今、何をどうしたかが理解できているわけです。そうなると、必然的に凡打が減るわけで、30分程度の練習でしたが今までとは比べものにならないようなシャトルの打ち返しができました。本人も満足した様子で、「あ~っ、オレ、このまま今、試合してぇ」とか「オレ、明日、監督に4番打たせてくれと頼む」などと言い出したので、私はRioが床に就くまでとにかく良いイメージを残すことに専念。その一方で、監督にはメールでRioのバッティングの調子がかなり良いことも伝えておきました。
 
 とはいえ・・・・・・、
 
 詳しくは試合報告で書きますが、明日の相手は、Rioが平常心で戦える相手ではないのです。私も家人も、そこが不安材料なのでありました。さてさて、明日はどうなりますやら。