嗚呼、釣りバカ日誌
先週末、私の関わるカテゴリーのバスケットボール大会の全国大会に行ってきました。大会の要項が出されたとき、日程は8月末の土日、会場が福島県の福島市・・・・近くにはいい渓流がいくつもあるはず・・・そういえば7年前にも会場が長野県の松本市だったとき、「前乗り」と称して木曜日から北アルプスの渓流にもぐりこんだ年がありました。とても良い釣りができたことが思い出されます。あれから7年、途中には新型コロナ感染症による大会中止などもありましたが、昨年度からまた大々的に開催されることとなりました。大会前日の金曜日の夜、福島市内にあるビジネスホテルを予約し、寝床を確保。金曜日の朝早くに家を出て、まずは那須で高速を降りて一路渓流を目指します。実はこの川、前年に弟子的な存在の同僚が開拓してきた川でした。昨年、この川を教わった直後に国土地理院の地図を参考に登山道やハイキング道などを確認し行ってみたところ、入渓点にはすでに先行者の車が停まっていたため大きく上流に移動しそこから入渓しました。すると、ぽつりぽつりと20cmほどのイワナが顔を出してくれるものの、「釣れたな~」と実感できぬまま空模様が怪しくなり、雷雨に見舞われてしまいました。川の両サイドには背の高い木が森を形成しており、やや暗めながらロッドは振りやすい渓流でした。そこでの雷雨のため、辺りは真っ暗、しかも川面を叩く水しぶきが激しくてとてもフライを目視できない有様、そしてとうとう川に濁りも入りやや増水し始めたのがわかった時点でさっさと退渓し、一目散に車に戻りました。釣欲は削がれてしまい、逃げるように家路に就いた記憶が残っています。このこともあり、片道3時間かかるこの渓流へ再度来ることは無いだろうと思っていました。そこに今大会の開催要項を見た私は「リベンジ」とばかりに思いを馳せていました。そして今回は・・・・実は両肩を痛めており、整形外科通い中!閉所恐怖症になってしまったがゆえにMRIに入れず、明確な痛みの原因も突き止められず、痛み止めと湿布で経過観察中なのであります。到着時に確認した時点では携帯の電波は届きません。ウイークデーのため捻挫したらプチ遭難もあり得ます。それでも釣りバカは川に降り立つんですね!運よく今年は昨年先行者に入られてしまった場所に無事入ることができました。そして、入渓した目の前で幸先よく20cmほどのヤマメが飛び出しました。それにしてもこの区間、「昼なお暗い渓」でした。ところどころに微かに木漏れ日は射しているものの、真っ暗な印象でした。よって、釣れる渓魚も皆黒い印象があります。日当たりのいい場所にいた魚はそこの色、という風にわかりやすい棲み分けでした。時々25cmほどの魚も顔を出しますが、さすがに尺はお目にかかれませんでした。約3時間「この時間まで・・・」と決めたところで上がることに・・・釣果は満足のいくものでした。さて、初めての渓流の場合、川を上がる場所があるのかが不安です。川から何となく踏み跡のようなものは見えていましたが、国土地理院の地図によれば少し離れた場所に登山道があるはず、それを頼りに藪こきも覚悟して岸にあがると・・・・何と、先ほどから見え隠れしていた踏み跡のようなものは釣り人用?の遊歩道でした。川に沿ってしっかりとした遊歩道になっております。こうなるとありがたさ半分、あまりにも漁協に管理された渓流だったことへの落胆半分です。なぜ落胆なのか・・・・?最初に釣れたヤマメがあまりにも養殖っぽい個体であったことから、放流が盛んで魚がいっぱい居る → 連れて当たり前・・・という発想になってしまったのです。そして、無事に釣りを終えて遊歩道を使って車に戻る途中に事件(事故)?は起きました。下り坂で階段状になっていた斜面に右足を着くとそこは階段ではなく正に急坂!足を滑らせて転倒!!!右ひじから着いた肩に衝撃が走ります。「ああ~またやっちまった・・・・」そう、ようやく痛みが和らいできていた右肩をまたもや痛めつけてしまいました。この晩は腕も上がらず、入浴に難儀しました。翌日からの2日間、バスケットボールを持つことさえできない始末!帰宅後早速整形外科医に行き、レントゲンを撮りましたが、そこには何も映らず、結局はMRIに入れないなら対処療法しかなく、ロキソニンと湿布薬をいただいてきました。こんな釣りバカ、残り1か月となった渓流シーズン、あと何回いけるかな・・・?