ちょっと間があいてしまいましたが Buzzcocks をやめた Howard Devote が結成した Magazine (マガジン) です。

結成時は
Howard Devote (ハワード・デボート) : vocals, keyboards
John McGeoch (ジョン・マクガフ) : guitar
Barry Adamson (バリー・アダムソン) : bass
Bob Dickinson : keyboards
Martin Jackson : drums
でしたが、1st シングル 「Shot By Both Sides」 は、Bob Dickinson が抜けた状態で録音されています。
その後、キーボードに Dave Formula (デイヴ・フォーミュラ) が加入して 1st アルバム 「Real Life」 が録音されます。

そんな事情で 「Shot By Both Sides」 は、シングルとアルバムは別バージョンになっています。
この曲は、その後も、スタジオ・別テイクや、ライヴテイクも多数リリースされており、マガジンの代表曲です。


えー、John McGeoch は、マッギオークと読むという説も。


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兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話
その、「Real Life (邦題:明日に撃て!)」 は、78年4月リリースです。
ザ・表現主義、という感じのジャケです。 中央下は、千原せいじさんではありません。

Wire の 1st が77年12月、XTC の 1st が78年1月で、この頃は、次々に新しいグループが出ていました。
パンクではなく、ニュー・ウェーヴと呼ばれ出したのは、このあと、少ししてからだったと思います。

自分では、FM 番組や、パンク寄りの音楽誌などでチェックして、良さそうなレコードを買ってました。
おおむねリアルタイムのつもりだったのですが、購入履歴を見なおしてみると、半年くらい遅れて買っているアルバムが多かったです。


とはいえ、「Real Life」 は、当時、そうとう気に入っていたんだと思います。
というのは、当時、日本盤と英国盤(廉価版のデフジャケ)と2枚持ってたからです。

そもそも、Roxy Music や Be-Bop Deluxe などの、新し目のポップが大好きだったのですが、Magazine はパンクよりも、そういった音に近かったからだと思います。


ウラジャケを。
兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話
以前持ってた英国盤の廉価盤は、写真のサイズなど、レイアウトが違ってました。


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まずは、「Shot By Both Sides」 を。
実際にはもう少し長いのですが、番組では間奏のギター・ソロの部分で切られています。

Howard Devote のカメラ目線は、キモイです。
当時この映像見てたら、マガジンは好きになっていなかったと思います。

Howard Devote はクチパクの収録がいやで、あまり動かなかった、とのことです。
確かに、やる気なさそー。


「Motorcade」 の初期のライヴテイクを。 たぶん、キーボードは Bob Dickinson




えー、Buzzcocks の 「Lipstick」 です。
Pete Shelley 了解のもと、「Shot By Both Sides」 のベースとなったという曲です。
0'14" からのギターフレーズがソレっぽいです。