最初に楽器を手にしたとき、まずは好きな曲をカバーしたいって思います。
あるいは、好きな曲を自分でも弾きたくて楽器を手にします。

自分でも最初は音楽誌に付録のコードや TAB など見ながらフォークってました。
それから何年かして、時代は、パンク、あるいはそのちょっと後、仲間ウチで、バンドやろうぜ、となりました。
初回練習日は Gang Of Four の曲をやろうとなりましたが、当日、誰もちゃんとマスターしておらず、テキトーな練習で終わりました。
カバーするのが目的ではなく、指馴らしくらいのつもりだったのですが、その時、みんながちゃんとカバーしていたら、その後も指馴らしとして何度も演奏し、この曲をベースに(よく似た)曲を作っていたかもしれません。

よっぽど自分たちの意志がしっかりしていないと、てっとり早いほうに流されてしまいます。
私たちのバンドも、意志はやわらかく、各自がその場の雰囲気で適当に音を出せば良いという、10倍良く言えばジャム・バンド、20倍良く言えばインプロビゼーション主体のグループでした。

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海外のパンク・ブームに触発されて、日本でも多数のグループが出ています。
バンド・ブームより前の話ですが、それでもメジャー・リリースされたのは、そのうちごくごくわずかです。

フリクションやリザードが入っているオムニバスアルバム「東京ロッカーズ」が買いたくて店にいったところ、置いていなかったので、なんとなく代わりに買ったのが「Tokyo New Wave '79」 でした。
5アーティストのライヴ曲を集めたオムニバスですが、観客の声はすごく小さく、スタジオライヴなのかもしれません。

兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話
ジャケ画像はコチラの記事で。

そういった変な買い方をしたこともあり、当時はあまり気にいっていませんでした。
79年ごろは、海外のアーティストも多数出て淘汰されてきたころですので、それと比較すると、やっぱショボいなぁ、って感じました。

今、あらためて、よぉ~く聴くと、このグループは、Devo の影響が大きいとか、バックボーンも見えてきますし、演奏もマトモですので、おもしろいなぁ、と思います。

このアルバムを出す際にボツになった曲や、アーティストがあるようなので、拡大版で出たら買うのに。

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Pain の 「Refuse Night」、ボーカルは鳥居ガクさんです。
この音、Tom Verlaine の Television そのものです。 ここまでヤルかって、、、

Sex の 「T.V.イージー」、これは The Damned 寄りで、キマってます。