最初に飼ったしろねこのチャコはあっさりした性格のねこでむしろ旦那になついていた。
私が忘れられないのは寒くなると思い出す茶トラのきんた。
なにしろカッコいい男の子だった。
そして一番の甘えん坊だった。
拾われた時は細くて死にそうで止むなく家に入れたらコタツでおしっこされまくりだったっけ。
それが死んだ時はすごく デカくて火葬場の人に犬並みだね!と言われた。
近所のボスで、広い縄張りを持ち、侵入者とは果敢に戦いしかも必ず勝利した。
狩りも得意で近くの沼から自分の何倍もある鳥や鯉も引きずって帰って来た。
沼の周りを散歩する時には必ずついて来て、ねこのくせに道の真ん中を堂々と歩き、散歩の犬と行き会ってもビビらず騒がず平然としていた。
そんな勇敢なくせに夜は人間のように枕して私に添い寝してほっぺをくっつけて寝るのが毎日だった。
あのヒゲのくすぐったさを今も思い出す。
それがある夜外に出たがって騒いで、旦那に怒られながら縄張りの見回りに出て行った。
そして翌朝死体で発見された…
抗争に巻き込まれたのだろうか?
いいえ、朝帰りに車にはね飛ばされたのです。
火葬場で家族で見送り、灰は大好きだった沼が見える公園に埋葬した。
冬になると思い出す恋人のようなきんた。
思い出すと涙が出る。
久しぶりに散歩がてら公園に行ってみよう。