MBSラジオ
「星野仙一の熱血仙一夜」
矢野さんゲスト

12/13編(パートⅢ)です(*^_^*)


星野監督
「あと、どうだろうなー
金本!」

矢野さん
「あっはい」

星野監督
「どうなんだ、アイツは?」

矢野さん
「まぁ正直、肩はかなり悪いと思います、はい、
あのぅ聞いてた話。
カネから直接ではないですけど。

ただ今までも骨折しながら出たりであったり…」

星野監督
「うん」

矢野さん
「いろんなこと変えてきた選手なんで
ましてや僕同級生ていうことがあるので、
やっぱり気持ちとしては

何とか頑張ってもらいたいなというのはあるんですけど、
あんまり、こう…」

星野監督
「うん」

矢野さん
「今年のシーズンも
連続試合出場をカネはそんなに考えてなかったのかもしれないですけど、

まっ首脳陣の方が
スゴく気を使ったてのがあったので
それがすっぱりなくなった方が
カネ自身も楽になった

休み休みじゃないですけど
いいときに
いい状態で出た方が
いいのかなと漠然と僕自身、
思ってるんですけど」

星野監督
「まぁまぁ、カネもああゆう性格だから。

でも年齢的に
年齢のこと考えたら
うーん、100試合ぐらいをバリバリやってくれりゃあいいかなと」

矢野さん
「そうですね」

星野監督
「それぐらいやれば大正解だよな」

矢野さん
「そうですね、はい」

星野監督
「あと、城島!」

矢野さん
「はい」

星野監督
「なんか膝がそうとう悪いと聞いとったで」

矢野さん
「僕全然知らなかったんですよ」

星野監督
「あぁ、知っとったら、もう…」

矢野さん
「もうちょっと頑張れたんですけど(笑)」

お二人とも(笑)

星野監督
「ほんま、もう一回解説者やめて
現役復帰するわと言ったってみいや」

矢野さん
「いや本当チャンスだったんですけど
トレーナーも僕には内緒にしてたみたいで」

星野監督
「そうか」

矢野さん
「教えてくれたら考えたんですけど」

星野監督
「なぁ。
そのために、藤井を穫ってきたというんだけど、

この補強はどうなんだ?
しかも楽天から穫ってきたというんだが(苦笑)」

矢野さん
「(苦笑)(苦笑)そうですね、
これ、僕、本当に個人的な意見なんですけど、

やっぱりバランス的に悪くなるので
年齢的なバランスでいえば。

やっぱり若いキャッチャーを育てる意味では、
僕としては、
藤井がどうのこうのっていうのは全然ないんですけど
穫ること自体にちょっと反対…」

星野監督
「あー」

矢野さん
「良くないのかなと、
僕自身は思ってたんですけど」

星野監督
「城島が例えば春先出れなかったら
まっ藤井がいないとしたら
誰を推薦してた?」

矢野さん
「うーん、そうですね、
まぁ経験はないんですけど
やっぱり小宮山だったり」

星野監督
「うん、小宮山」

矢野さん
「狩野が一年かぶってましたから
新聞でもキャッチャー
もう一回やったらいいんじゃないかなと
僕ちょっと言わしてもらったんですけど。

あと岡崎ってのが2軍では結構
こう、それなりの成績出せるので
そこらへんに、こう、藤井がいなかったらってことになるんですけど、
チャンスが自然に巡ってくるので

だから、若いヤツにチャンスを与えて
ジョーも膝ってことになれば、これからも休み休みになる可能性もあるので」

星野監督
「うん」

矢野さん
「で、若いキャッチャーをそこにあてて
育てていくってことやった方が
将来的にというか
今年来年とかじゃなくて

2年3年を見た時にキャッチャーが育っていくような感じの…
逆にチャンスなのかなと思ったんですけど」

星野監督
「まっキャッチャーってのはね、
ホント、その、経験して
失敗、失敗、失敗しながら育っていくもんだから」

矢野さん
「はい」

星野監督
「まぁ、でもある意味タイガースっていうのは常に勝たなきゃいけない宿命があるから、

まぁでもそれぐらい準備しとかなきゃ本当はダメなんだよな、
編成が、フロントが」


~矢野さん「はい」「はい」と相槌うたれています~


星野監督
「それ聞いて
まぁあの楽天から出て行くっていうのは、
出て行くのはもう
どうぞ、どうぞって俺は返事したんだけどな。

あと野手を含めたら…
あぁ、若いのがあんまり出てきてないっていう心配があったな」

矢野さん
「はい、そうですね、
それは僕らもずっと思ってたんですけど。

生え抜きで
若い活きのいいヤツ
がやっぱり出てきてこないと

スタメンでもこう
外から来た選手ばっかりになってしまってるので、

まっ鳥谷でも、もう普通のチームでいえば中堅以上ですから、鳥谷が若いでは困ると思うので、
そうゆう意味では若い野手がこう、出てきてくれたらいいなと思うんですけど」

星野監督
「まぁ今でいえば藤川(俊)ぐらいか」

矢野さん
「そうですね」

星野監督
「可能性あるのは」

矢野さん
「アイツは意外とおもしろいですね」

星野監督
「な。
センターぐらいで、ずっとね、固定したらおもしろいと思うけどね」

矢野さん
「そうですね、はい」

星野監督
「うん。
あと楽しみなのが
いねーんだよな、
こうやってみると
鳴尾浜にも。
なんかその短期間は誤魔化せるけども」

矢野さん
「はい」

星野監督
「半年一年と任せられるっていう若手がいないよな」

矢野さん
「そうですね、
エースであったり、
チームの中心選手みたいな感じの選手はなかなかこう、
少ない感じがしますね、
僕もこう2年近く鳴尾にいましたけど」

星野監督
「そうしたら来年はどうなるんだろうな。
俺直接関係ないんだけども」

矢野さん
「結局やりくりにはなると思うんですけど、やっぱり
その中で、今
監督も言われた藤川(俊)であったり、
誰かそうゆう若手がちょっと

(星野)監督がよく我慢して、福留だったり我慢して使われたように。
まっそうゆう采配というか
そうゆう起用方法もいるのかなていう気もするんですけど」

星野監督
「だけど、ほら、あの球児!」

矢野さん
「はい」

星野監督
「今年は大事なところでね、
今までよく、もちろん、
頑張ってくれて、
球児が打たれたからって
どうってことないんだけども
責めるわけないんだけども、
ちょっとこう蓄積疲労というか」

矢野さん
「そうですね」

星野監督
「勤続疲労がきてるよ」

矢野さん
「そうですね」

星野監督
「だからクローザーの代わりを誰かね、
(球児を)休ませるクローザー
というかね、
そうゆうのはいねーのかな?」

矢野さん
「うーん。
そこまで成長できてはないと思うが、
西村がちょっと出てきたので」

星野監督
「うん」

矢野さん
「まっ気持ちも強いですし、まっスピードは
球児ほどはもちろん
ないんですけど
まっもうちょっと
使える球種もあるので、
あの上手く使えば
セットアッパーぐらいはいけるんじゃないかなと思うんですけどね。

代わりはちょっといないんですけど、
西村ぐらいはおもしろいと思うんですけどね」

星野監督
「でもセットアッパーは久保田がいるじゃん」

矢野さん
「そうですね、久保田が球児の代わりに
たまに後ろに入ってくれたりするようなことをやってくれればいいんですけど。

まっ久保田も今年はできましたけど
その前の年も肩の状態も悪かったんで
まっそうゆう意味では、
そこら辺の後ろの勝利の方程式もいいんですけど、多少崩して、

若手をちょっと使うみたいなのがないと
一年間もしかしたら
しんどいのかもしれないですね」

星野監督
「うーん
それと俺ずっと見ててね、
選手はそれなりに必死でグラウンドで
闘ってるけどもね、
なんか、この、ベンチに喜怒哀楽がなかったよな。

ここは悔しがらんといかんやろ
ここは抗議に行かなんといかんやろ
ここは怒らないかんやろ
ここはもっともっと誉めたらないかんやろ
というのかね、
物凄く俺、今年見てきてね、ちょっと不満だったのよ」

パートⅣに続きます☆


チューリップ赤感想チューリップ赤

やっぱりもう一度
星野監督に阪神の監督をしてほしかったです。

星野さんはその気持ちがあったのに、なぜ阪神球団が手放したか分かりません。

阪神タイガースを蘇らした
野崎元球団社長も
週刊朝日で
星野阪神監督を
願っていたことを語られていましたよ。

星野監督は若手を育てることにも長けています。
闘志溢れる野手が育つんですよね。

トレードで中日に行った関川選手や久慈選手が
人が変わったように

闘志溢れる勝負強い選手になったとき、私、星野監督って凄いパワーがあることを感じました。

「思い切って行ってこい!!」
と星野監督が声をかけてくれさえすれば…
そこで監督が
勇気を与えてくれさえすれば!!
と思うことが今年もあまりにも多かったと思いました。

もちろん星野監督なら
金本選手に変な気を使うこともなく、
もしかしたら
それがご本人を楽にし
本来の力を出せる源になったかもしれないし‥。
真弓監督は金本選手に変な気を使って
ファンにも
金本選手にも
チームにも
不誠実な采配をしていました。

星野監督なら
城島捕手のリードが一辺倒になれば
矢野捕手や他の捕手を起用しただろうし…。

星野監督と矢野さんの話聞いて、
星野監督は監督目線で、矢野さんの意見にじっと耳を傾けておられる印象でした。

矢野さんはときに
選手目線で、ときに
チーム全体のことを考え
長期的な視野で阪神のことを思考されていることが分かりました。

西村投手には上手く使える球種が他にあるのですね、
矢野さんも、もどかしい思いで今年の闘いぶりを観ておられたのでしょうか。

お二人の会話、根本的なことが一致していて、

とても安心して聴けましたし、
中味が濃くて、
聴きごたえがありました。

パートⅣでは
首脳陣の姿勢や
阪神が優勝するために必要なことについて語られています。