今日は関西で夕方に放送された
2つのラジオを聴いて、久しぶりにブログを書いています。

車に乗りながらだったので一言一句ではないですが(笑)

①MBSラジオ18時過ぎ
(聞き手は正統派アナウンサーMBS馬野さん)

金本選手が矢野さんのことをこう話されていました。

金本選手
「あまり僕は人のことを誉めないんですけど‥あまり言葉が思いつかないが、尊敬しています。」

見かけは正反対に見えます
と馬野アナに問われ、

「根底の部分(深い部分)では同じなんです。」
「矢野も学生時代から何も変わらない。

飾らないし、いつも自然体で‥
周りの事ばかり考えていて‥
周囲に気を使わせないように気を使って、
男だなと思います!!」

ゆっくりとした口調で
笑いは全くなく、言葉に非常に重みがありました。

あの金本選手に男として尊敬される矢野さん。

ここまで聴いても、
ジーンと来て、
何ともいえない温まりを感じた、ぼたんでしたが、
何気にチャンネルを替えると

②その矢野さんが別番組でラジオ生出演されていました。

矢野さんへの質問コーナーがあり、

☆今まで一番凄いと思ったプロ野球選手は?

矢野さん
「やっぱり、
カネ(金本選手)と
シモ(下柳選手)かな」

☆プロ野球界で一番の
“いい男”とは?

矢野さん
「星野監督!」

と答えておられました。
「憧れもありますが、
男として、かっこいいです。」

とも言われていました。

チューリップ赤感想チューリップ赤

一体、厳しい男同士の世界で、どんな葛藤があり、そこからどのような絆が彼らから生まれたのでしょうか‥

そこには何のおべんちゃらもなく
“真実”があり、心温まる内容でした。

矢野さんは星野監督の
後援会に毎年シーズンオフには出席されていました。

利害関係はなく、星野監督を尊敬されていて、応援したいから
その気持ちが溢れているように感じていました。

星野SD自身が選手を
後援会やスポーツ塾に呼んだことは実はないんですよね。

「トレーニングの邪魔になるかもしれないし、自分から呼ぶことはしないんだ。」
そう星野さん言われていました。

それでも矢野さん、毎年、必ず誰かを連れて後援会に行かれていました。

矢野さん、2003年の日本シリーズ前にこう話されていました。

「星野監督は日本一になったことがないんです。
だから日本一にしたい。」
って。

引退会見のときも
星野監督を

「(星野監督は)存在が大きすぎて‥

これから野球を教える立場になっていく上でも(星野)監督の考え、教えというものは、支えになっていきますし

一番の恩師です。」

また星野さんが楽天監督に就任したことに
意見を求められた
矢野さん、
こう話されていました。

「星野さんは“情”
で(楽天監督を)受けられたのだと思う。」
(熱血タイガース党)

矢野さん
星野監督から
どれだけの厳しく深い愛情を受けてこられたのでしょうか。

サンキュー矢野基金

星野さん、昔からボランティア精神に溢れていて、その精神を阪神に浸透させ、
阪神選手が社会貢献を活発にするようになりました。

世間にはあまり見せない星野さんの顔もご存知だから、
矢野さんは尊敬してやまないのかもしれませんね。

“情”で楽天監督を引き受けた
と言われたのは矢野さんだけでした。

世間では
「星野は野心家で、北京のリベンジでまた監督に挑戦する」

みたいなこと言われています。

前のブログでも書きましたが

星野さん監督復帰について自身のコラムで
「野心じゃないんだ」
ってはっきり答えられていました。

野心は悪いこととは思いません。
しかし星野さんは、
本当はそんな方ではないんですよね。

もっと深いところで生きておられるような気がします。

星野さんは昔から周りから
“期待される運命”
でいつも
「また挑戦してください」
「またリベンジしてください」
と言われる。
生まれもって星野さんは夢を託される運命なんですね。


そう言われる以上
周りを喜ばすために星野さんは
挑戦する。

星野さんは生まれた時にはお父様が他界しておられたので、

“おふくろと姉さんは僕が守らないとアカン”
と子供時代から思われていたのです。

野球で活躍すると次第にお母様や周りが喜んでくれるので、星野さんは、それが嬉しくて嬉しくて…
だから野球を続けられた。

大学時代の恩師の島岡監督を本当の親父のように慕い、

父の愛に触れているような気がした星野さん。

島岡監督の鉄拳制裁を本当の愛情に感じた。

星野さんも周りのことばかりを常に考えて、
生きておられるような気がします。

星野さんは、

応援する人がいる限り、臆することなく
挑戦することが、
夢を与えることと信じておられるのです。

自分が矢を面にたって、夢を追いかけない限り

病気や苦しみを抱えている人を救えないって本気で考えておられるのだと思います。

3人とも深いところで
自分に似た何かを感じ合える

そんな真実のところを感じ合える
一流の方々たちの話だったから
私は今日、ラジオを聴いて、
本気で心温まったのだと思います。


PS:いま週刊朝日に
野崎元阪神球団社長の

阪神再建ノンフィクション物語が掲載されています。

とても読み応えがあり、泣いてしまいました。

今週は第3部で最終回です。
バックナンバーで取り寄せて読んでも損はしないと思います。

機会あれば、少しだけまたブログに書きたいと思います。