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ちょっと旅先の波打ち際で撮影。。。
で藤村のこの詩を思い出した次第。
書き写してみたら、
少しは文章修行になるかな?

「名も知らぬ 遠き島より
 流れ寄る 椰子の実ひとつ

 故郷の岸を 離れて
 汝(なれ)はそも 波に幾月

 旧(もと)の木は 生いや茂れる
 枝はなお 影をやなせる

 我もまた 渚を枕
 孤身(ひとりみ)の 浮き寝の旅ぞ

 実をとりて 胸にあつれば
 新たなり 流離の憂い
 
 海の日の 沈むを見れば
 激(たぎ)り落つ 異郷の涙

 思いやる 八重の汐々(しおじお)
 いずれの日にか 国に帰らん」

福井晴敏の『終戦のローレライ』↓で、
この歌が効果的に使われてましたね。。
映画版では割愛されていたのが残念。でパウラ萌へ(略

終戦のローレライ 上/福井 晴敏

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