木村洋平(キム)のひとり旅日記 ~HAPPY★GO★LUCKY~

木村洋平(キム)のひとり旅日記 ~HAPPY★GO★LUCKY~

長崎からいつのまにやら名古屋へUターン。
相変わらずフラフラしていますが、
なんとか元気にやってます!

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8年前、初めて金沢の21世紀美術館を訪れた時のこと。
円形の斬新な建物、普通の美術館では見たことのないような作品たち、 僕はいろんなものに驚きながら隅々まで楽しんだ。
そんな中で一番ひきつけられた作品は、天井に四角い穴が空いただけの、 何ともシンプルなものだった。
一緒にいった友達は短時間でその場所を離れようとしたけれど、
僕はそこから離れたくなくて、しばらく作品を眺めていた。
作品を手掛けたのはジェームズ・タレルというアーティストだということを、 名古屋に戻ってネットで知った。

その後、数年の間にタレルの作品は直島、熊本、ベネチアで
見ることができた。
幸運なことにタレルの多くの作品に触れることが出来たけれども、
最初にネットでタレルを知った時からずっと訪れたかった場所には
行く機会を持つことが出来ないでいた。
その場所は、新潟県十日町市にある「光の館」いう宿泊施設。

ここは写真で一目見た時に建物がとても素晴らしいな、と思ったので、
いつか貸切で泊まってみたいな、という気持ちを持っていた。
そして、遂に先週の週末3/28,29にその念願を叶えることが出来た。

というわけで、光の館訪問記を数回に渡って書いていきます。
最後までお付き合いしていただけたら、これ幸い。
あれは遡ること5年前。
中国へ出張する機会が年に10回くらいに増えて、
その都度、飛行機を利用しなければならなかった。
飛行機は外部の騒音が大きいので、ヘッドホンで
お気に入りの音楽や伊集院光のポッドキャストを聴くにも
ボリュームを大きくしなければならない。
短時間なら別にそれも構わないのだが、中国だと搭乗時間は
4時間を超える。
なので、騒音が小さくなればいいのにな、という願望を持っていた。

そんな中、BOSE製のノイズキャンセリングヘッドホンは
外部の騒音をシャットアウトしてくれるという記事を読んだ。
む、そんないいものがあるならぜひ欲しい。
しかし、当時の定価は約5万円。ヘッドホンを装着すると機内で静かに
過ごせるとはいえ、さすがに5万円は高い。
もっと安く買えないかなとヤフオクを覗いてみると、中古なら相場は2万円くらい。
もともと新品に固執しないたちなので、2万円ならいっか、と思い落札した。

ヘッドホンはそれからしばらくの間、出張時に手放せないものとなった。
周りの人はこの静かさはわっかんないだろうなー、なんて
心の中でニヤニヤしながら静寂の心地よさを独り占め。
買ったヘッドホンは有名どころの飛行機会社ではファーストクラスで
使用されていることもあり、装着することで優越感に浸ることもあった。

しかし、どんなものもいつかは壊れてしまう。
1年ほど前、ヘッドバンドとイヤーパットが分離してしまい頭に装着できない状態に。
しばらくは飛行機を利用する機会がなかったのでほおっておいたのだが、半年くらい前、また海外出張がちょくちょく入ってきそうな状況になった。
これは早急に修理せねば!と思い、ヘッドホンをBOSEサポートセンターへ送付した。

そして、送付してから1週間後、サポートセンターから電話がかかってきた。
修理代金のことかな、と思いながら電話をとった。
というのも、このヘッドホンは高額なため、修理費用もそれなりに高くつく可能性があるのだ。
なので事前に修理費用を知らされた後、修理するかどうかをお客さんが決める仕組みになっているのです。

「もしもし、木村様(僕の本名)の携帯でしょうか?」
「あ、はいはいそうですよ。」
「お預かりしたヘッドホンですが、弊社純正のものではございません。
 したがって、修理を受け付ける事はできません。」
「えっ!ホントですか!?」
「はい。従いましてこのまま木村様へお返しさせていだたくことに
 なりますので、ご了承願います。」
「あ、はい。わかりました・・・。」

しばし絶句。この5年間、本物だと信じて疑わなかったのに。
偽物だなんて頭をかすめもしなかったのに。
友人と沖縄に旅行に行った時には、ヘッドホンのノイズキャンセリング機能がいかに素晴らしいか自慢しまくっていたのに。

まさか、偽者をつかまされていたとは。

連絡を受けた時は少し落ち込んだんだけど、
そんなにショックを受けたわけでもないんです、実は。
というのも、偽者とはいえノイズキャンセリング機能は十分に満足したんです。
これが、機能がイマイチだったならば、金返せ!となるんですが
そんなこともなかったので。

もっとも、買ってから1ヶ月くらいで偽者だとわかってたら
相当がっかりしたと思うのです。
でも、数年間使い続けてきたのだから、
偽者だとしても元は取った気分。
むしろ、偽者なのに良く出来ていたな、と感心するくらい。

でも、もうヤフオクでBOSE製品は買わない。

山口県の川棚温泉に瓦蕎麦という名物料理がある。
瓦蕎麦とは熱した瓦の上に茶そばと具を乗せた料理のこと。
僕は学生の頃に2,3度食べたことがあり、
これがめっぽう美味しかった、と記憶している。


旅行前、門司港では瓦蕎麦を食べようと考えていた。
山口県の名物ではあるが、門司港にも店が出ていることを知っていたから。
しかし、門司港のガイドブックを見てみても、どこにも店が載ってない。
その代わりに門司港イチ押し!とされてたのは焼きカレー。
門司港の焼きカレーはご飯にカレーをかけ、
その上に玉子とチーズをのせて焼いたものだそう。
まぁ、美味そうじゃないですか。


で、いろん焼きカレーを調べていると
一番人気があるのがその名も「スーパー焼きカレー」。
仲間にこのページを見せたところ、一同苦笑い。
とりあえず、「スーパー」ってつけてるところが安易過ぎる。
しかし、上戸彩が「地球が滅亡する時に一番最後に食べたいものは?」と聞かれた時に この「スーパー焼きカレー」を挙げていた、とも書いてある。
これは、ひょっとするとひょっとするのかもしれん。

というわけで、焼きカレーの店へ。

店に入り、スーパー焼きカレーを注文して待っている間、
棚に置いてある雑誌LEONが目に入った。
その表紙を見てびっくり。
「この冬、モテるマフラーの巻き方はこれだ!」「モテるちょい「不良」オヤジの作り方」 「これがモテるオヤジの極上アウター」など、「モテる」のオンパレード。
さらに毎号必ず書いてあるキャッチコピーは「必要なのは、お金じゃなくてセンスです!」
ところが、雑誌の中身を見てみると10万や20万するバッグや小物がずらり。
看板に偽りありだ!と、ビール飲みながら盛り上がっていると注文したものが出てきた。


木村洋平(キム)のひとり旅日記 ~HAPPY★GO★LUCKY~

カレーの上からチーズと玉子がかかっており、見た目はグラタンのよう。
ちょっと熱そうだな、と恐る恐る口に入れると・・・、美味いっ。想像以上に美味い。
寒さで芯まで冷えた身体に熱々のカレーが染み渡る。
食べる前には「所詮カレーだろ」と少しバカにしていたきょうへい氏も
「おっ、ウマイ!」と絶賛。B級とはいえ侮れず。
そもそもB級グルメとは庶民的な材料を工夫して作られるもの。
これをセンスよく工夫することにより、名物となるB級グルメが誕生するのだ。
高価なものばっかり身につけている雑誌LEONも見習え!とりあえず、
リーズナブルなユニクロとか無印とかで上下揃えろ!
それをセンスよく着こなしてこそ、のモテるオヤジだろ。


名古屋行きの新幹線が小倉を出るのは午後6時。
僕らは5時前に門司港から小倉へ戻って来た。
少し早めに戻って来たのはお土産を選ぶ時間が必要だったから。

小倉という街は観光都市ではないので、
お土産とか名産品とか特にないんじゃないかな、と危惧してたけど
駅前のデパ地下にちゃーんと小倉の物産が置いてあったんで一安心。

お土産コーナーで、あれはどうだ、これもいいな、などと
買い物を楽しむみんな。
その様子を後ろから見ながら、7年間過ごした小倉の街に少しは
恩返しが出来たかな、なんて想いにふけってました。
お買い上げありがとう。小倉を代表してお礼を言うぜ!

帰りの新幹線では旅行の終わりを惜しむかのように最後の乾杯。
強行日程にさすがに疲れたのか、大半はぐっすり眠りながら
名古屋へと新幹線は走ったのでした。

或る「小倉(周辺)旅日記」 了