旧軍時代のえんたい壕(手前)と、高射砲台跡(上の円筒形状構造物)=航空自衛隊小牧基地で 愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地にある旧日本軍小牧飛行場のえんたい壕(ごう)と高射砲台跡が補修、整備され、14日、地区住民らを招いて公開された。 今月26日ドラゴンネスト RMTの航空祭以降、基地見学者も見ることができる。 えんたい壕は、空襲から戦闘機を守るための格納庫で、幅16メートル、奥行き12メートル、高さ3メートルのコンクリート造り。同飛行場は1944年1月に完成。陸軍飛行隊の戦闘機「飛燕」38機が配備された。今もえんたい壕3基と、高射砲跡2基が残っており、公開前に補修された。この日行われた完成式で、谷井修平?基司令が「独立と平和を守る尊さを身近に感じ、先人の労苦に思いをはせる施設としたい」とあいさつした。 えんたい壕近くには、基地の足跡を示す写真パネルや旧軍時代の資料を展示した広報資料館も再整備された。(2010年9月15日20時12分 読売新聞)
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