ソニーのデジタルカメラに内部プログラムの更新がありました。
対象機種はα55、33、NEX-5、3となっています。
http://www.sony.jp/ichigan/info2/20110620_01.html
対象機種はα55、33、NEX-5、3となっています。
http://www.sony.jp/ichigan/info2/20110620_01.html
更新の目玉はピクチャーエフェクトという画像処理で、撮影する絵に風変わりな効果を与えることができる機能の追加です。実は、他社製のデジタルカメラでは既に同種の機能はとっくの昔に実装済で、ソニーとしてはこの部分では後塵を拝している形でしたが、ここへきてプログラム更新で対応しました。
このような機能は写真撮影に必須というわけではないですが、カメラを買ってまだ日が浅いということであれば楽しいということもあるでしょう。
それでは早速試し撮りをして見ましょう。
まづはピクチャーエフェクトしない、今迄通りの通常撮影。
まづはピクチャーエフェクトしない、今迄通りの通常撮影。

続いて新機能。
α55のピクチャーエフェクトはシーンセレクトの中に納まっています。
ここではパートカラーの青を選んでみます。
パートカラーの青は青だけ残してそれ以外は白黒にしてしまう機能です。
α55のピクチャーエフェクトはシーンセレクトの中に納まっています。
ここではパートカラーの青を選んでみます。
パートカラーの青は青だけ残してそれ以外は白黒にしてしまう機能です。

青と水色のマグカップを写してみたのですが、青いところは紺に近い色だからでしょうか、ちょっとしか拾えていないようです。水色部分はもはや完璧にスルーです。まぁ紺も水色も青ではないのでこんなものなのでしょうか・・・
ここでちょっと工夫を。
実はパートカラーモードの場合はISO感度や絞りなどの難し目の設定は基本的にカメラ任せで変更できなくなっているのですが、ホワイトバランスと露出補正は利用者が任意に設定できるようになっています。
実はパートカラーモードの場合はISO感度や絞りなどの難し目の設定は基本的にカメラ任せで変更できなくなっているのですが、ホワイトバランスと露出補正は利用者が任意に設定できるようになっています。
試しにホワイトバランスを3500ケルビンに指定して青みを強調して取り直してみました。

水色部分の拾いがずいぶん改善されているようです。
説明書には直接的な説明はありませんが、ホワイトバランスや露出を調整することで、パートカラーの指定色の拾い具合に反映させることができます。
今回はわかりやすいようにかなり派手に調整したので、土台の白い部分が多少青く拾われてしまっていますが色温度の微調整をもう少し控えめにやればもうちょっとマシになるでしょう。
この他にPLフィルタを使って反射を抑えて本来の色味を引き出すのも手です。