
六義園(りくぎえん)
このところHDRに関するお問合せを沢山頂戴しております。
特に女性のブロガーから「一体どうやるのか?」という趣旨の鍵米が数多くあり、こういったものは女性に人気があるのかなぁと思いました。
特に女性のブロガーから「一体どうやるのか?」という趣旨の鍵米が数多くあり、こういったものは女性に人気があるのかなぁと思いました。
で、HDRのやり方ですがサクラ自身がまだ研究中・・・
とういか、この分野は日本ではしっかりした書籍も出版されておらず、対応するソフトウェアも十分とはいえない状況で、興味のある人がそれぞれ自己流でやっている状況でありながらも静かなブームになりつつあるといったところではないでしょうか。
とういか、この分野は日本ではしっかりした書籍も出版されておらず、対応するソフトウェアも十分とはいえない状況で、興味のある人がそれぞれ自己流でやっている状況でありながらも静かなブームになりつつあるといったところではないでしょうか。
世界に目を向けてみると、草分け的な人たちが盛んに作品を発表し、撮影機材の選び方から撮影技術、画像処理の方法をまとめた書籍も数多く出版されています。
ということで、サクラもHDRに関する書籍を取り寄せてみました。

(青いほう)
Complete Guide to High Dynamic Range Digital Photography (A Lark Photography Book)
Ferrell Mccollough
Complete Guide to High Dynamic Range Digital Photography (A Lark Photography Book)
Ferrell Mccollough
(黄色いほう)
HDR Photography Photo Workshop (Wiley's Photo Workshop Series)
Pete Carr, Robert Correll
HDR Photography Photo Workshop (Wiley's Photo Workshop Series)
Pete Carr, Robert Correll
洋書なので全て英語で書かれていますが、コンピューターや写真関係、画像処理に関する英語が大部分で、多少判らないところがあってもまぁなんとかなるもんです。

二冊とも作例も多く載っており、撮影条件や画像処理に必要なパラメータもほとんど開示されているので、そのまま真似するだけでもある程度参考になります。
使用ソフトウェアも何種類か紹介されていますがPhotomatixProを使うと簡単そうなので、普段使いのPhotoshopに加えてPhotomatixProを導入しました。これも英語版のソフトウェアですが画面に表示されている項目名称はカメラや画像処理に関する単語なので慣れてくれば違和感無く使えると思います。
それでは早速簡単なワークフロー例を。
1.撮影
撮影は当然にしてデジタルカメラです。コンパクトカメラでも可能ですが一眼レフタイプのほうが向いています。
同一構図で露出の異なった写真を3枚撮影します。
露出は標準的なものの他に2段アンダーなものと、2段オーバーなものを撮影します。
オートブラケティング機能が付いている場合は絞り優先オートで±2段で3枚撮るだけです。
その機能がない場合はメータードマニュアルでシャッタースピードを変えながら0、-2、+2を撮影します。
撮影には三脚を使うべきです。
JPEGまたはRAWで撮りますがJPEGのほうが手軽で失敗がないです。
撮影した画像ファイルをパソコンにコピーしておきます。
撮影は当然にしてデジタルカメラです。コンパクトカメラでも可能ですが一眼レフタイプのほうが向いています。
同一構図で露出の異なった写真を3枚撮影します。
露出は標準的なものの他に2段アンダーなものと、2段オーバーなものを撮影します。
オートブラケティング機能が付いている場合は絞り優先オートで±2段で3枚撮るだけです。
その機能がない場合はメータードマニュアルでシャッタースピードを変えながら0、-2、+2を撮影します。
撮影には三脚を使うべきです。
JPEGまたはRAWで撮りますがJPEGのほうが手軽で失敗がないです。
撮影した画像ファイルをパソコンにコピーしておきます。
2.PhotomatixProによる処理
2.1 HDRを作成します
PhotomatixProを起動しGenerate HDR Imageボタンを押して撮影した3枚の絵をPhotomatixProに食わせるとオプションを指定するダイアログが表示されます。ここでは簡単に進めるためにとりあえずデフォルトのままで続行します。
画面に現れた絵がHDRとなるわけですが、通常の液晶モニタやプリントではまともに表示できないほどのダイナミックレンジを持っていますから、ここでの表示がおかしくてもキニシナくてOK。
2.1 HDRを作成します
PhotomatixProを起動しGenerate HDR Imageボタンを押して撮影した3枚の絵をPhotomatixProに食わせるとオプションを指定するダイアログが表示されます。ここでは簡単に進めるためにとりあえずデフォルトのままで続行します。
画面に現れた絵がHDRとなるわけですが、通常の液晶モニタやプリントではまともに表示できないほどのダイナミックレンジを持っていますから、ここでの表示がおかしくてもキニシナくてOK。
HDRは3枚の写真を合成して、明るくて白とびしそうな部分を-2段の写真から、真っ暗で潰れそうな部分は+2段の写真から、それぞれ部分的に選択して都合よくとりまとめたものです。
実際にはもっと複雑なアルゴリズムを通って出力されますが、とりあえずココでは簡単に考えておきましょう。
実際にはもっと複雑なアルゴリズムを通って出力されますが、とりあえずココでは簡単に考えておきましょう。
2.2 トーンマッピング
HDR画像を通常のモニタやプリントで表せるように輝度変換を掛けます。これをトーンマッピングと呼びます。この処理のさじ加減で仕上がりがかなり変わります。
画面のTONE MAPPINGボタンを押すとパラメータを指定する画面が現れます。
ココでは青い本を参考にして↓の用に設定してみました。
--
DetailsEnhancerタブ
Strength=80
ColorSturetion=70
LightSmoothing=High
Luminosity=-2
MicroContrast=0
MicroSmoothing=2
WhitePoint=1.318%
BlackPoint=0.87%
--
2.3 16ビットTIFFで保存
トーンマッピングされた画像を16ビットTIFFで保存しPhotoshopに引き渡します。
PhotoshopElementsを使っている人は16ビットTIFFを扱えないので普通にJPEGで保存します。16ビットTIFFよりは多少劣化があるかも知れないですがまぁ多少のことはキニシナイのも手です。
HDR画像を通常のモニタやプリントで表せるように輝度変換を掛けます。これをトーンマッピングと呼びます。この処理のさじ加減で仕上がりがかなり変わります。
画面のTONE MAPPINGボタンを押すとパラメータを指定する画面が現れます。
ココでは青い本を参考にして↓の用に設定してみました。
--
DetailsEnhancerタブ
Strength=80
ColorSturetion=70
LightSmoothing=High
Luminosity=-2
MicroContrast=0
MicroSmoothing=2
WhitePoint=1.318%
BlackPoint=0.87%
--
2.3 16ビットTIFFで保存
トーンマッピングされた画像を16ビットTIFFで保存しPhotoshopに引き渡します。
PhotoshopElementsを使っている人は16ビットTIFFを扱えないので普通にJPEGで保存します。16ビットTIFFよりは多少劣化があるかも知れないですがまぁ多少のことはキニシナイのも手です。
3.Photoshopによる調整
トーンマッピングされたファイルを読み込み、気に入るように色調補正やレベル補正、コントラスト補正を掛けます。
サクラ的には読み込んだ絵をすぐにレイヤーコピーし、レイヤーモードをソフトライトで重ねた後に不透明度を調整しています。
応用編でTopaz社のプラグインTopaz adjustを使って大胆に加工して見るのも手です。このソフトは効果がかかりすぎる場合があるので、レイヤードにしてから不透明度で効果を調整するやり方のほうが好みの結果が得やすいかもしれません。
トーンマッピングされたファイルを読み込み、気に入るように色調補正やレベル補正、コントラスト補正を掛けます。
サクラ的には読み込んだ絵をすぐにレイヤーコピーし、レイヤーモードをソフトライトで重ねた後に不透明度を調整しています。
応用編でTopaz社のプラグインTopaz adjustを使って大胆に加工して見るのも手です。このソフトは効果がかかりすぎる場合があるので、レイヤードにしてから不透明度で効果を調整するやり方のほうが好みの結果が得やすいかもしれません。
だいたいこんなところですが、PohotomatixPro、Topaz adjustともに無料の体験版が用意されていますから、実際に買う前に使えそうかどうか、自分にあっているかどうか確かめてみることが出来ます。
当初は慣れたPhotoshopで全部やってしまおうと思っていたのですが、ある程度は偉大なる先人たちの知恵をそのまま拝借してみるのも大事であると思うようになりました。