話シリーズです。
概ね実話に基づいています。
概ね実話に基づいています。
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「わぉ~ん、まだ撮ってないフィルムを巻きこんぢゃったよー」
ぉ、どうしたどうした?
フィルム使うなんて珍しいね、それにフィルムで撮るカメラは持ってたっけ?
フィルム使うなんて珍しいね、それにフィルムで撮るカメラは持ってたっけ?
「友達の結婚式を撮るのにネガで撮るほうがイイって聞いたので借りてきたんだ」
ふむふむ、確かによくそういわれてるね。
最新式のデジタルカメラならメーカーの様々な工夫で実質的なラティチュードも広くなってきてるから、デジタルで撮っても問題なくなってきてる。
しかし、何世代か前のものだと露出の寛容度が低かったり、高感度撮影のノイズも多かったりしてやりにくかったのは確か。
最新式のデジタルカメラならメーカーの様々な工夫で実質的なラティチュードも広くなってきてるから、デジタルで撮っても問題なくなってきてる。
しかし、何世代か前のものだと露出の寛容度が低かったり、高感度撮影のノイズも多かったりしてやりにくかったのは確か。
その点ネガフィルムなら、多少の露出違いはプリントでかなり補正できるので安心ではある。
式場のプロカメラマンもデジタル併用が増えてきたとはいえ、まだまだネガフィルムで撮影することも多いと聞いている。
ちなみにアメリカではもうほとんど全部デジタルに切り替わっているそうだ。
式場のプロカメラマンもデジタル併用が増えてきたとはいえ、まだまだネガフィルムで撮影することも多いと聞いている。
ちなみにアメリカではもうほとんど全部デジタルに切り替わっているそうだ。
「アメリカ人のことなんかいいからフィルム直してくれよ~」
わはは、そうだったね。
慣れないフィルムカメラを借りてきて、間違って強制巻き戻しボタンを押してしまったといったところかな。
慣れないフィルムカメラを借りてきて、間違って強制巻き戻しボタンを押してしまったといったところかな。
勿論、このフィルムは感光してないので上手く先端(リーダー)だけ出せれば使える。
この作業はツウな人たちは「ベロ出し」という。
なお、フィルムの先っぽはベロとも言いますが若干下品感が出てしまうので公式にはリーダーといいましょう。
この作業はツウな人たちは「ベロ出し」という。
なお、フィルムの先っぽはベロとも言いますが若干下品感が出てしまうので公式にはリーダーといいましょう。
ベロ出しにはフィルムピッカーという小道具があればよい。最近はこのような小道具はあまり売れてないかもしれないけど、大手カメラ店などに行けば1000円~2000円前後で入手することが出来る。
まぁ、一回限りのことであれば、馴染みのカメラ店のオヤジに現像ついでに頼めば只でやってくれることもあるでしょう。
運良くココにフィルムピッカーがあるのでちょっと出してみようか・・・
(↓のフィルムは相談者の実際のフィルムではなく、サクラの在庫フィルムです)

(↓のフィルムは相談者の実際のフィルムではなく、サクラの在庫フィルムです)

1.フィルムピッカーのスライド(2つある)を両方ともホームポジションである右に寄せる。


2.フィルムピッカーのベロ(3枚ある)を全部パトローネ(フィルムケーシング)のスリット(フィルムが出てくる隙間)に差込む。


3.フィルムピッカーのスライドの1つを左に寄せる。


4.パトローネのスプール(巻き取り棒)をカチッと音がする所まで静かに巻き込みます。
(回しすぎても空回りするだけですから判るまで何度か回してみても大丈夫です)

(回しすぎても空回りするだけですから判るまで何度か回してみても大丈夫です)

5.フィルムピッカーのもう1つのスライドを左に寄せます。


6.フィルムピッカーをパトローネからおもむろに引き離します。

フィルムのベロがパトローネのスリットから顔を出します。

フィルムのベロがパトローネのスリットから顔を出します。
どうよ、コレで直ったろ。
撮影情報
α900 TAMRON SP28-75mm/F2.8
ISO200 125のF11半 ストロボバウンス発光 調光補正+1 f=50mm
SLIK三脚使用
なお、ピントは適当です。
α900 TAMRON SP28-75mm/F2.8
ISO200 125のF11半 ストロボバウンス発光 調光補正+1 f=50mm
SLIK三脚使用
なお、ピントは適当です。