ソニーα700発売前試用レポ(β機)の後編です。
前編は↓コチラ。
http://blogs.yahoo.co.jp/ccsakura9999/37812739.html

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α700の手ぶれ補正実験を実施。

イメージ 1

第5図 手ぶれ補正スイッチ(SuperSteadyShot)

装着レンズは焦点距離500mmの反射望遠レンズ(前編-第1図参照)です。
撮像素子タイプAPS-Cなので35mmライカ判換算で750mm相当。
手ぶれ補正が無ければ、一般的なカメラマンで1/750秒以下程度の露光時間でないと手ぶれを起こす可能性が高くなります。

余談ですが、今回テストのためにお借りしたレンズは反射光学系が使われおり、基本的に色収差が発生しないという特徴があります。
また、世界唯一のAF対応反射光学望遠レンズであるということも付け加えておきましょう。

で、カメラにはストラップをつけず、手持ちの縦位置。
縦位置グリップは装着していない状態で無邪気にレリーズ。
特別に気合も入れていない状態です。。w

これでSS=30で5枚撮影。
連写はせずに1カットごとに画像を確認して構え直し。

手ぶれ発生と思しき枚数は5枚中0枚。
このテストでは4段半程度は補正されていることになります。
たった5枚のテストですが、手ぶれ補正効果がかなり進化している印象を強く感じました。
(残念ですが画像の放出は厳禁だそうなので持って帰れませんでした)

条件として、カメラマンがサクラ自身であった為、無邪気に撮影していたとしても初心者的なカメラマンより元々のブレ具合が少なかった可能性はあります(補正の効果は利用者によって異なります)。

ここでちょっと脱線ですが、ソニーの手ぶれ補正方式は、露光時に撮像素子をシフトさせることによって行っています。ファインダー光学系は像の補正が行われない為、超望遠領域ではファインダー像にぶれがモロに出ます。

実際、焦点距離750mmともなると、構図を決めるときにファインダー像は微妙に震えています。もっと長い超々超望遠領域なら、もっと震えて見づらくなってきます。

将来、手ぶれ補正の技術が進んでくれば、ボディ側で補正する方式であっても、ファインダー光学系に撮像素子のシフトと同調する補正系レンズを実装し、ファインダー像を安定させるという方法もありえるでしょう。

ボディ内手ぶれ補正方式は撮影光学系の結像に一切影響を与えない為、交換レンズ内に補正系レンズを実装する場合に問題となる各種収差の増大(画質の劣化)がありません。その上にファインダー象まで安定するようなことになれば相当な武器になりそうです。

なお、オリンパスの最新フラッグシップ、E-3はライブビュー時に背面液晶に手ぶれ補正後の像を表示できるようになっています。

ボディ内手ぶれ補正は今後どう進化していくのか楽しみです。

すいません、脱線しすぎて戻れなくなってしまいましたので今日はここまで。w

あ、それから近所のカメラ店でα700の購買予約をしてしまいました。
カメラを予約して買うのは初です。まぁ予約しなくても普通に買えそうですが・・・