機材シリーズです。

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千代田区神田小川町 オリンパスプラザ

この界隈は秋葉原電気街とか御茶ノ水楽器街に近い為、まぁまぁ馴染みがあるのですがオリンパスプラザ自体は初めて来ました。

オリンパスプラザは平日は18:00で終了、日曜日は休館になっていますので、平日昼間に普通に働いているとなかなか来ることが出来ません。
週に一日でも閉館時間の延長があれば助かりますが今ンとこそういうことはないようです。

館内は結構広いです。
E-3は専用コーナーに展示されていて専任の説明係員♂1名で展示機は2台。

E-3の触診に関しては順番制で名前を書いて呼んで貰います。サクラの前に既に5~6人くらいの順番待ちになっていました。

その他、既存機種の説明をしたり場内の案内をする♀スタッフも2名ほど。
待ち時間は他の機種をいじってみたりできるし、テーブルと椅子も適当に設置されているのでカタログ見たりひまつぶしは出来ます。

で、程なくして名前が呼ばれて早速E-3を触診。

イメージ 1

フォーサーズなのに結構にデカイというのが第一印象(というか事実デカイ)。
デカくなった理由はペンタプリズムの巨大化が要因だそうです。
このおかげでファインダー倍率が1.15になったっていうのですが、フォーサーズは2倍のゲタをはいてるから半分としてみなきゃないですね。

実質倍率で他メーカーの機種と比べて見ると・・・
会社機種名実質倍率公称倍率
C社EOS-1DsMk30.760.76
N社D30.70.7
N社D3000.620.94
O社E-30.5751.15 ←当該機種
(無限遠、-1ディオプトリ、f=50mm時)

となり、D300に肉薄しているのでデジタルカメラとしては上等なファインダーといえるでしょう。
しかし、カタログの数値のままで理解すると間違えます。※

※ココで実質倍率としているのは撮像サイズを基に換算したサクラの概算値です。
視野率は考慮していませんが列挙したモデルは全部視野率100%です。

既存機種と比べると操作系のほうもだいぶ手が入っているようなのですが、チョット微妙感が・・・
というか、E-410/E-510とかなり違っているので、両方使いたい人には操作の一貫性が崩れてチョットやりにくいと思われます。

よく使う部分で派手に変ったところでは・・・

・電源スイッチがボディ上肩部から背面下部へ。
・露出M時のSS指定が背面ダイヤルから前面ダイヤルへ(カスタム可能)。
・撮影モード設定ダイヤルが割愛されシフトボタン+背面ダイヤル指定へ。

まぁどんなもんでも慣れりゃいいんでしょうけれど、露出決定など主たる部分は大きく変えないほうが混乱はない筈です。

もちろん1ダイヤル型のE-510と2ダイヤル型のE-3では同じ操作には出来ないことはわかりますが、カスタム可能とはいえ直感的には逆になったような印象があります。

例えばニコンは1ダイヤル型では背面にダイヤルがあってSS指定、2ダイヤル型でもSSは背面側を使います。
キヤノン、ミノルタ(ソニー)は1ダイヤル型は前面側にあってSS指定、2ダイヤル型でも前面側でSSを指定するようになっています。
いづれも自社製品の中では実装されたダイヤルの数に関わらず一貫した操作体系になっていて、入門機と中級機を併用した場合でも直感的に操作できます。

ダイヤルの話ばっかりになってしまいますが、E-3の背面側のダイヤルはボディ中央側に寄っていてやや遠くなっています。
撮影に支障が出るほどという訳ではないですが、最適な配置になっているとは言いづらいところです。

前ダイヤルも下すぎてちょっと微妙なポジションです。

ただし、ダイヤルの感触自体はシッカリしていてさすがは高級機です。
指の掛かりもよくなっています。

イメージ 4

で、せっかくなので説明係の方に根拠を説明して、「ダイヤルの配置が前後とも操作しづらいですよ」ってストレートに申し上げたら、確かにそうだって認めてましたけど、苦し紛れに「間違って触って不意に設定が変わってしまわないように・・・」だそうです。

撮影モードを切り替えるには、ボディ左肩のモードボタンを押しながら背面ダイヤルを回転させるのですが、液晶内にP、A、S、M、Bulbと表示が切り替わる追従反応がちょっと遅い感じがしました。ダイヤルのノッチを越えてから一呼吸置いて切り替わる感じです。
β機なのでまだ調整中の可能性もありますが、おそらくこのままでしょう。

それと、撮影モードにはBulbが選択できるようになっていました。
デジタル一眼では撮影モードとしてBulbをを選択するのは珍しいほうではないでしょうか。特に問題はありません。
(2007-10-27追記:BulbはMモード時にSSで選ぶのが普通だろと思ったのですが、撮影モードで選ぶ機種も時々あるので珍しいというほどでもないかもしれない)

イメージ 3

手ぶれ補正は縦補正か横補正かを予めメニューから指定する方式です。
カメラを横位置で構えた時は縦方向にブレる可能性が強いので、主としてそれを補正し、縦位置で構えれば逆、、、ということだそうで、それで5段の補正が出来るとのことなのだそうですが・・・

ぢゃあ、縦方向の補正を指定して縦位置で撮った場合はどうなるか聞いたら、ぶっちゃけあまり効果が期待できないということでした(猛烈に正直にお答えくださいました)。

ぢゃあ縦位置と横位置を自動判断して切替えてくれるようなAUTOみたいな設定があるとイイですねって申し上げたら、その機能は無いそうです。

ファインダー内の測光ゲージの表示幅が±3段表示になっているのは好感が持てます。

シャッター音は大柄ボディの割には静かなほうではないでしょうか。
ミラーショックもあまり感じません。
これについて尋ねてみましたら、ミラーショックを軽減する工夫をしてあって、ミラーが跳ね上がって戻ったときに弾まないようにしているそうです。
シャッター音も以前の機種とは違っているはずだということでした。

イメージ 2


β機ということで今回は画像の持ち帰りは出来ませんでしたが、来月行われるE-3イベント内のモデル試写会に申し込み済です。
応募者多数の場合抽選になるそうですが、クジに当たったら遠慮なく撮影してみたいと思います。

なお、ココでは画素や連写などスペック情報の転記は割愛させていただきます。
恐れ入りますがどこかのページでご確認ください。
http://google.jp

以上、現場からサクラが辛口気味でお伝えいたしました。

追記 2007-10-25 20:53
イベントの抽選結果を知らせる手紙が来ました。
どうやら今回は選に漏れたようです。
もっと褒めちぎるような記事でも書けばよかったかな?

モデルさんの撮影はできませんがイベントに行けばテスト撮影くらいはできるそうです。
それと、はずれ券をもっていけばなんかオマケくれるって書いてあります。なんだろう・・・