合焦ポイントは3点と、他の最新型カメラに比べると少ないと思いがちですが、私のメインの撮影対象はポートレイトであるので、カメラ任せでどこか適当にピントを合わせるということはまづ無いため、実際の撮影において合焦ポイントが少ないことによって困ることはありません。逆に合焦点ポイントがやたら多くても邪魔なだけで別に儲かることもなさそうです。

ファインダー内のその他の表示情報としては、測光ゲージの±の方向が一般的な数直線と逆(右がマイナス)になっているのが不自然ですが、ニコンの他の機種も同様である為、いまさらどうにもならないというところでしょうか。
(本件はD80のインプレでも書きましたhttp:----)

グリップはボディ自体が小型化されたことに伴って当然小ぶりなものとなります。
しかし小さいながらも握りづらいということはありませんでした。
ただし、絞り/SSなどを決めるメインダイヤルが親指側だけについているため、しっかりグリップをしつつファインダー覗き、その状態で親指を浮かせてダイヤルの操作をするのはやりにくいと感じます。
フルオートか、またはファインダーを覗く前に絞りやSSを決めてしまう優先オートでの撮影でしたらあまり問題にならないかも知れないですが、私の撮影方法では、ファインダーを覗きつつ測光ゲージを頼りにして動的に露出を決める手法である為、メインダイヤルが手前にあるのは馴染めないところです。

ダイヤルのタッチ自体はしっかりとして頼りなげな所も無く、廉価版のカメラとしては十分です。D50ではプラスティッキーな感触が残りやや不満でしたがD40はノッチ音も含めてクォリティは上がっているようです。

本体上部の撮影モードを選択するダイヤルですが、D50では左側にあったのですが、D40では右側に移動しています。小型化に伴い、ボディの左側のスペースはほとんど無いくらいにカットされていて、なおかつボディ上部の液晶も省略されたことによるデザインの変更と思います。使い勝手は問題ありません。
同ダイヤルはD50では回すのが硬い感じでしたが、D40ではやわらかめになって回しやすくなっています。

液晶はD50からかなり進化しています。ボディ自体は小型化されているにも関わらず、液晶部分は大きくなり、見やすくなっています。
表示される情報はグラフィックイメージでの表示ができるようになったのですが、絞りの状態を漫画で見せられてもどうということもありません。実用上のメリットはないでしょう。
もちろん、設定で従来型のクラシック表示も可能なので、グラフック表示に飽きたら通常の表示に戻してしまうのが良いでしょう。

つづく...