認知行動療法の手法の一つに「認知の誤りを
正す」というのがある。
例えば、ものごとを白か黒かのどちらかで考
える全か無か思考をやめるというのがある。
このことについては、中間地帯にあるグレー
ゾーンの存在を容認することが必要になろう。
また、あいまいさの容認も必要であろう。
その他にも、「~すべき」とか「~すべきで
ない」と考え、そうしないと罰でもうけるか
のように感じる「すべき思考」がある。
これは、別名「ねばならぬ思考」とも呼ばれ
るものであろう。
何かをしなければならないと考えると、重く
辛くなる。
これは、○○だったらいいなと考える「だっ
たらいいな思考」への切り替えが効果的とい
われている。
最後に、「自分はだめ人間だ」のように極端
な形で一般化してレッテルを貼ってしまう「
レッテル貼り」。
これは、自分の良いところを見出すことで解
決可能だ。
また、自己効力感を高めることでも解決可能
だと思われる。
自分が誰かの役に立っているとか社会に役立
っていると思うことを見出すことで解決可能
だ。
ある部分で、失敗したとしても基本の自分が
無くなるわけでは決してない。