認知行動療法の手法の一つに「認知の誤りを
正す」というのがある。
例えば、ものごとを白か黒かのどちらかで考
える全か無か思考をやめるというのがある。
このことについては、中間地帯にあるグレー
ゾーンの存在を容認することが必要になろう。
また、あいまいさの容認も必要であろう。
その他の認知の誤りに、理性的ではなく感情
で評価してしまう「感情的決めつけ」がある。
ものごと、感情的に考えて良いことは余りな
い。
冷静に考え評価する態度は貴重だ。
更には、よくないことが起きると何でも自分
のせいにしてしまう「個人化」もある。
他人のせいにするのも、どうかと思うが、何
でも自分のせいにするのは如何なものか。
冷静に考えれば、自分以外の他の要因(環境
、状況など)でものごとが起こる場合もある。
冷静さや分析力が求められる局面は多々ある。