認知行動療法の手法の一つに「認知の誤りを
正す」というのがある。
例えば、ものごとを白か黒かのどちらかで考
える全か無か思考をやめるというのがある。
このことについては、中間地帯にあるグレー
ゾーンの存在を容認することが必要になろう。
また、あいまいさの容認も必要であろう。
そして、二者択一ではなく弁証法的な考え方
もある気がする。
更に、.たった1つ良くないことがあると世
の中すべてそうだと考える一般化のしすぎも
直す必要がある。
この面では、日本人には、こうした悲観的な
思考の癖があるようにも思われる。
スティーブジョブスは自分の考えに固執する
ことの重要性を説いた。
自分の考えのオリジナリティを重要視するこ
とで成功への道を切り開いたと考える。
これらが「推論の誤りを正す」ことの一例で
ある。