ポストコロナの共生型の社会の創造 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

新聞記事から。

 

先日の道新に「新型コロナと文明」いう記事

があり奥田知志氏の「終息後の新しい社会モ

デル」が載っていた。

少し紹介してみたい。

氏は、今後「コロナ関連死」が増えると心配

しているという。貧困や格差が広がり、自殺

やホームレスという最悪の事態に追い込まれ

る人が増えるという。

その起因するところは元からあった社会の構

造の脆弱性の一つの「仕事と住居の一体構造」

なのだと説く。

現在、非正規労働者の中の「寮付き就労」や

「派遣先のアパート」で暮らす人々は増加し

、一旦経済が止まり雇止めなどの事態で「仕

事と住居を同時に失う」人々が数か月後には

増加すると氏は予測する。

政府の施策では解決が困難と考え、全国の8

00万以上あるといわれる空き家を各地のパ

ートナー法人と連携し困窮者に貸し出すよう

な事業を開始したという。

ただ、現在の予定は全国で150戸であり本

人が言っているように少な過ぎる。

そして、省庁縦割りを超えた総合的な居住支

援の必要性を説く。

そして、結びでこうした事業を参考にしてほ

しいことや、孤立やホームレスを生まないポ

ストコロナの共生型の社会の創造の決意を語

っている。

 

この試みは、本当に成功してほしいものだ。

また、弱者救済が具体的になされる社会の完

成に向けて我々も歩を一にしなければならな

いと強く思った。