皆さんは「サポステ」をご存じであろうか。
サポステとはニートを中心とした若年者向
けの支援施設のことだ。
2012年の新聞記事によると、内閣府が
15-29歳を対象にした調査では、全国で
100か所以上あるサポステの認知度は7
%どまり、だそうだ。
その後、数年後には150-160まで増
え、現在は177といわれているが、認知
度の変化はネットで調べても、あまりよく
分からない。
数がここ8年で2倍近くに増えているのだ
が、SNSで見ても支援内容の「コミュニケ
ーション・ビジネスマナー・パソコン基礎
・就活対策・職業訓練」などは、他の公的
機関や準公的機関などとさほどの違いは感
じられない。
こうした若年者対象の複層的な機関の林立
の背景は何であろうか。
また、こうした機関同士の連携はきちんと
なされているのか。
複層化した機関の全てを統括的にコントロ
ールするものはあるのか。
本当に支援を要するものにピンポイントで
の支援の手が行き届いているのか。
疑問は尽きない。