職業の可視化とは その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

職業が身近に見えづらいのは職業理解が進ま

ないことの大きな理由と感ずる。

年寄りの昔話になるが、子供のころに近くの

商店(魚屋、八百屋、肉屋・・・)で見た商

売の原点や鍛冶屋や町工場で働く同級生の親

たちを見て仕事を体感したことは職業理解の

将に原点だったと思う。

現代はサラリーマンや商店だとしてもボラン

タリーチェーン化したものに満ちた時代だ。

したがって、昔のように職業が身近で目、耳

、臭い、指で感じられることは余りない。

思い出したが、身近に先生がいたこともあり、

小学校の時にビールや乳製品やアイスクリー

ムやお菓子の工場見学に行った。

その時の工場の臭いや音、製品の感じは忘れ

られない。

従って、こういう経験は増やすべきだし、今

はデパートやスーパーのバックヤード、物流

の現場を見たり、工場見学などはかなり容易

になったと思われる。

また、その道のプロによる職業講話もシステ

ム化されてきたという。

上記のように社会全体がシステム化、サラー

リーマン化している現代では職業の現場は見

えづらく理解しづらいと思われる。

こういう状況を改善するために講話や見学の

機会を増やし目、耳などの五感に訴える体験

を早期教育から始めるべきだ。

 

最近知ったのだが、一時「仕分け」により休

止していた「キッザニア」が現在は運営され

ているという。

前から、書いてきたが「キッザニア」のミニ

版か類似の職業体験をカリキュラム化してミ

ニミニ「キッザニア」化したものを全国展開

してはいかがであろうか。

または、職業紹介のDVDに「キッザニア」

の動画を加えるとか。

工夫のしようはありそうだが。