過去のブログより。
貧しい移民地区の高校は、毎年生徒の80%
が卒業出来ず、大学受験資格テストの最低基
準スコアに届かないのが現状。
その結果、マクドナルドのようなファースト
フードの店員か、工場労働者になるしか道は
ない。
また、ある大学生は政治学の学士号を取得し
てから1年間就職活動をしたが、どれも安い
給料のものばかりだった。
面接官の言った「せめて大学院さえ出ていれ
ばねえ」という言葉を信じて大学院に入り直
した。
しかし、政治学の分野では仕事を見つけられ
ず、大学卒業時と同じスキルのいらない低賃
金の職についた。
元の木阿弥となった、変わったことは学資ロ
ーンが以前の3倍になったこと、だという。
アメリカでは、奨学金が払えなくなると同時
に入っている寮を追い出され、学校もすぐに
退学になるという。
先日見たテレビでは、住むところもなく食事
にもありつけずにテント暮らしをしている元
学生を取材していた。
ここまで切実ではないが、こうした状況は今
の日本でもよく見受けられる。
そして、高校生の場合もアメリカと同じよう
な状況がある。希望の優良な企業に就職でき
るのは3、4割であろう。
こうしたことは、決して対岸の火事ではない。