ミュージシャンの育成 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

先日、図書館で情報検索していた時に過去の

雑誌の記事に以下の内容のものを見つけた。

紹介したい。

昔のイギリスの若年者失業対策の「若年失業

者プログラム」の中に「音楽家になるための

プログラム」が03年から加えられたという

記事だ。

内容は主に3つのプログラムからなり

第1には、キャリアカウンセリングの段階で

個人アドバイサーが、志望者を音楽コンサル

タント(作詞家、音楽企業管理職、広報担当

者など)、につないでいくということだ。

第2には、音楽スタジオや専門学校などで、

技術指導を受けたり音楽ビジネスに関する知

識を習得する機会を無料で受けられる(選抜

は勿論ある)。

また、録音やリハーサル施設を志望者に解放

する学校もあり、志望者はデモテープなどを

作成することも場合によっては可能というも

の。

第3には、音楽家にはフリーで活動する人も

多いため、半年間、失業手当をもらいながら

自営の音楽家として活動する機会が与えられ

る。

更に、自営業者として保有すべき知識やノウ

ハウを専門家に相談できる体制もある。

これらの制度やシステムは予算規模約10億

はかなり少ないものの、流石、音楽先進国で

ビートルズを産んだ国の施策と感ずる。

我が日本もアートによる振興を目指すならば

、こうした先進的な取組みをアレンジして即

刻導入すべきと考える。

 

日本はスモールアメリカではないのだから何

事も自由競争に任せなくとも良いのではなか

ろうか。

流石、音楽先進国でビートルズを産んだ国の

施策である、国をあげての文化振興策は見習

うべきなのではないだろうか。

上記の「音楽家になるためのプログラム」の

ようなシステム化された対策は、今の日本な

ら可能に思われるのだが。