ドラッカーの名言から その4 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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数千のアイデアを育てて、
やっと一つの成果を得ることが出来る。

 

間違いや失敗を犯したことのない者というの

は、単に無難なこと、安全なこと、つまらな

いことしか、やってこなかっただけである。

逆に優れている者ほど、数えきれない間違い

を犯すものであり、これは常に新しいことに

挑戦している証拠である。

 

この2つの言葉は、現状肯定に留まらない革

新の重要性を語っている。

そして、革新は単なる思い付きのアイデアで

は成功しないことも同時に暗示している。

現代では、楽に思いついて成功にいたる、安

直な成功ストーリーがもてはやされる傾向が

ある。

こんなことは、冷静に考えればあり得ない。

例えば、ちょっと思いついてやってみたこと

ですべてが成功するならば世に存在する幾多

の努力は全て無に帰す筈だ。

特に、現状を否定するものが、単に無難なこ

と、安全なこと、つまらないことしか、やっ

ていないと思しき組織で出来ることはほとん

どないのは自明の理である。