いまさら、自分を変えようとしてはならない。
そんなのは、うまくいくわけがない。
自分の得意とする仕事のやり方を向上させる
ことに、力を入れるべきである。
人の卓越性は、ひとつの分野、あるいはわず
かの分野においてのみ、実現されるのである。
特に、中高年になってのトランジションでは
、こういう迷いに直面しそうだ。
自分を変えて、新しいものに飛び込んでみよ
うとすることがある。
そのこと自体は、悪い事でもないのだが如何
せん確率が悪すぎる。
長期戦覚悟で臨むのであれば、よいのだが事
態はそういうやり方を許さないことも多いと
予測される。
そうなのであれば、上記の「自分の得意とす
る仕事のやり方を向上させることに、力を入
れる」ということを意識すべき。
特に、中高年には長い経験という財産がある。
この、財産の活用を意図的に行うことだ。
そのためには自己の職業能力をしっかり確認
する必要がある。
この時に、「職業能力評価基準」を点検すべ
きだ。