高校の進路相談の現状 再考 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

高校生の進路相談を過去に1年間経験し

た。

その時に問題に感じたことを少し書いて

みる。

まず、各省庁間の相互連携の無い施策が

問題であろう。

各高校には文部科学省の進路相談員、経

済産業省のカウンセラー、厚生労働省の

ジョブサポーターがバラバラに出向き食

い違いの多い(もっといえば質も様々な

人材が混在し)キャリアカウンセリング

らしきものを行っているのが現状ではな

かろうか。

また、教育と言う場に様々な思惑と統一

性の無い「指導」が持ち込まれ、その選択

が学校の責任にゆだねられているのが現

実。

本来必要な、全生徒への統一性のあるキ

ャリア教育が充分になされているとは考

えずらい。

例えば過去に全学校に配布されたVRT

が学校によっては埃をかぶって死蔵され

ているという。

私は自己理解がキャリア教育の基礎中の

基礎と考える。せっかくの武器が錆びつ

いているのは、いかがなものであろうか。

 

現在、教育局の進路指導員の配備は6、

7年前の10-20%程度だと思われる。

こうした状況での完璧なキャリア教育は

無理と言わざるを得ない。