仮想通貨の一種である、IOTAをご存知でしょうか。IOTAは、私たちにも身近になりつつあるIoT技術の、その決済に特化した仮想通貨です。今から約3年前の2016年7月にリリースされました。仮想通貨IOTAを利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。本記事では、IOTAの将来性や、その特徴などについて詳しくご紹介しています。
IOTA(アイオータ)とIoT
引用:https://unsplash.com/photos/tsBropDpnwE
IoTとは
そもそも、IoTが何を指すのかご存知ですか?IoTは、Internet of Thingsの頭文字を取った言葉です。身の回りのあらゆるものにインターネットが接続され、コントロールしたりモニタリングすることが可能になるという概念全体のことを指しています。
よく、外出先で自宅の鍵を閉めたかどうか、自宅のエアコンのスイッチをオフにしたかどうか忘れてしまうというシチュエーションがありますが、近年では離れた場所にいてもスマートフォンを通してそれらを操作できるようになっている家電製品が多くあります。これらにもIoTの技術が取り入れられています。
インターネットはパソコンやスマートフォンで活用するという印象が強いですが、このように家電製品や車などの私たちの身の回りの多くのものをインターネットに接続して活用するという大きな構想のことを指しているのがIoTという言葉です
。
ここまでくるとだれでも分かるように、IoTはこれからますますその技術を高め、私たちの生活に浸透し、さらに発展していくことが見込まれています。日本政府もIoTを活用した事業などに多くの補助金を提示するなど、国内でも大きなシェアを占めつつあります。
反面IoTと仮想通貨の融合には問題点も
このように国内外から非常に注目を集めているIoT技術ですが、仮想通貨との組み合わせにおいては問題点があります。それはIoTの決済に仮想通貨を実装しようとする場合には、高額な手数料が発生してしまうという点です。仮想通貨はセキュリティが何よりも重要になるツールであることから、それを担保しようとするとさまざまな承認システムを採用することになるため、IoT技術それぞれに仮想通貨を実装しリアルタイム決済を実現していくのには非常にコストがかかるという点です。
IOTAメリットとデメリット
引用:https://unsplash.com/photos/S_xVV-l8Q4I
IOTAのメリット
仮想通貨IOTAは、2016年7月にリリースされた仮想通貨です。IOTAの最大の特徴は、IoTデバイス間の決済には最適であるということです。
承認作業に多くのコストを要していたリアルタイム決済ですが、仮想通貨IOTAを活用することでそれぞれの決済データを取引者同士で確認し整合性を取ることができるようになりました。それにより、手数料が無料になり非常に効率的にコストをかけず仮想通貨機能を実装させることができるようになります。この側面から、IOTAを活用することで、前述したIoTの決済にかかる問題点が払拭できることになりました。
そのため、IoT決済に最適であるIOTAは、これからますます成長が見込めるIoTには欠かせない最適の仮想通貨であり、生活をより便利にしてくれるものでもあるため、仮想通貨投資家たちの間では注目されることになりました。
IOTAのデメリット
反面、IOTAにはデメリットも存在すると言われています。IOTAはまだ技術的に定着していない仮想通貨です。仮想通貨としてのIOTA自体が非常に複雑なシステムを有しているため、今後の開発がかなり難航することも予想されます。しかし、IOTAはそれらのデメリットを上回るような利便性が期待できる仮想通貨であり、確実に私たちの生活を豊かにしてくれるものです。投資家たちの間では、デメリットはあるにしても衰退していくことは考えづらいのではないかと予測されています。
今後のIOTA
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IOTAの将来性
総合的に考えて、IOTAの将来性はどのように予測されているのでしょうか。実はIOTAは、その中に取り入れられているTangleというシステムが高く評価されました。それにより、Microsoftや富士通などの大手20社以上のIT企業がプロジェクトに参加しています。その動きもあってか、2017年12月に、IOTAは大きな急騰を見せました。
このように、大手IT企業からも評価されていることや、手数料が無料であるという点などからも将来性には期待が寄せられています。
IOTAの投資にはどのような人が向いている?
IOTAは、IoT関連に特化した仮想通貨であるため、今後多くの企業に採用される可能性があります。その中でも注目すべきなのは自動車メーカーです。国内の自動車メーカーが一社でもIOTAを導入することを発表した場合、その価値は急騰すると言われています。また、今後自動車は、自動運転をはじめとしてもっとIT化が進むことが考えられるため、仮想通貨の導入も必然的になるでしょう。
今後IOTAがそういった企業から高く評価され、世界の電機関連会社や自動車関連会社がIOTAを活用することになった場合、ビットコインのシェアを抜く可能性すら考えられるとも言われています。
そのため、そういった自動車や家電製品などの動向に詳しい人やそういう分野に精通している人であれば、IOTAについて分析をすすめながら投資ができるのではないかと言われています。
IOTAの入手方法
IOTAは非常に注目を集めている将来性が期待される仮想通貨ですが、まだ取り扱っている取引所が少ないのが現状です。また、現状国内での取り扱いはなされていません。そのため、IOTAを入手するためには海外の取引所を使う必要があります。
反面、日本は自動車メーカーや家電メーカーの発展で諸外国を牽引している国でもあるため、IOTAが国内の取引所で扱われるようになった場合、その価格は高騰するのではないかとも評されています。今後もその動向に注目しましょう。
IOTAを取り扱う海外有名仮想通貨取引所
以下に、IOTAを取り扱う海外の有名な仮想通貨取引所を一部ご紹介しましょう。2018年12月時点では、以下の有名取引所をはじめとして、13か所の取引所で取り扱われています。
なお、海外の取引所を利用する場合、日本円を使って仮想通貨を購入することはできません。その取引所で取引できる仮想通貨や、対応している法定通貨を使って購入する必要があります。例えば、ビットコインで購入する場合には、国内の取引所でビットコインを購入したのちにそれぞれの取引所に開設した口座に送金し目的の仮想通貨を購入する必要があります。
◆Huobi(フォビ)
引用:https://www.huobi.com/
中国の大手仮想通貨取引所。独自トークンHTで有名。
◆Bitfinex(ビットフィネックス)
引用:https://www.bitfinex.com/
香港の仮想通貨取引所。米ドル取引では、世界一取引高。
◆OKEx(オーケーイーエックス)
引用:https://www.okex.com/
中国の大手仮想通貨取引所。300種類以上もの仮想通貨を取り扱う大手。
◆BINANCE(バイナンス)
引用:https://www.binance.com/en
中国の仮想通貨取引所。日本語対応により日本でも浸透していたが、現在は停止中。
仮想通貨IOTAの今後に注目!
引用:https://unsplash.com/photos/lCPhGxs7pww
IOTAの特徴や注目度、その将来性についてご紹介しました。IOTAは、私たちの身の回りのIoT技術に特化している非常に利便性の高い仮想通貨であることが分かりました。今後ますます私たちの生活を確実に豊かにしてくれるでしょう。また日本が牽引する自動車メーカーや大手家電メーカーなど、大手企業との提携状況に応じて価値が上がることが期待できる仮想通貨でもあります。今現在IOTAは非常に取引しやすい価格になっています。ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。