日頃は花の伝えるメッセージなどには無頓着に過ごしているくせに、ふと目に留まり気になってしまうことがあります。

 

ツルニチニチソウ(蔓日々草)

 

春の土手などで見かける地中海原産 リンドウ目 キョウチクトウ科の可憐な紫の花

" Vinca major "

 

日頃忘れていても、巡り来た春に「ああ、この花がまた咲いてるね」と思い出す…

 

そうした印象から花言葉が「楽しい思い出」「優しい追憶」「幼馴染」など

 

ただ繁殖力が強い上にキョウチクトウ科のアルカロイド(毒性)を持つため、庭植えには不向きなどといわれますが、春の追憶を誘う花のひとつです。

 

時を経ても今尚、何も変わらずそのまま、あの冬から春の日を思いつつ時を過ごしてゆくのでしょうか。

 

いずれにせよ、歳を取るなんて最大級の贅沢とか思ってしまう春の日なのでした。