こんなリンクを発見した。



最近のエモコアブームで再注目されてるサンフランシスコ、ベイエリアのパンクバンドJawbreaker。彼らのアルバム”Dear You” はワーナー移籍後の最初で最後のRob Cavalloがプロデュースしたメジャーアルバム。発売された当時はセルアウトされたと酷評されたけど、ここ最近また注目され始めて、今年はこのアルバムの25周年ツアーも始まる。ツアーには最近話題のアジア人とラテン系のティーネージガールズパンクバンドThe Linda LindasL.ANYのライブに参加する。


以前、自分は良くサンフランシスコやオークランドの小さい箱のパンクライブを観に行っていたのでよく見たり聞いたりする光景だったけど、ベイエリアのガレージやインディパンク達って、土地柄なのかとにかくアンチメジャーレーベルのDIY精神に満ち溢れる人達が多い。自分の友達もそうだったけど自主レーベルやパンクインディーレーベルから7インチEPや12インチLPやCDを制作してライブで売ってる人が殆どだった。ストリーミングが主流になる12、3年前ぐらい迄はそういった彼らの音源を日本のインディーズを扱うレコード屋さんに紹介したり、当時あったDoolと言うパンク雑誌に彼らの音源のレビューを書いてもらったりしてて結構楽しかった。Doolはその後残念ながら廃刊になってしまいましたけど。




でもやはり音も曲も良くてカリスマ性のあるバンドは人気が出過ぎて小さい箱では収まらなくなり、もっと大きい箱でライブして音源を多くの人達に届ける為にメジャーに移籍したりする訳だけど、とにかくGreen Dayの事とか駄目になったとか、クソみたいな音楽とかよくそんな言葉を聞いた。多分嫉妬もあるんだろうとは思うけど、当時バンドやってる知り合いが多かった私はGreen Dayが結構好きとか本当に言えない雰囲気だった。


確かにメジャーに移行すると音がクリアにそぎ落とされて洗練されてポップになる傾向はあるから、プロダクションとかなくて、ちょっと雑音が入っている感じが生音ぽくて好きと言う人達には嫌かもしれないし、お気に入りのインディーバンドが沢山の人達に知られる様になり、色んな種類のファンが増えて、中にはセンスも感覚も違う絶対友達になりたくないと思っているタイプの人達が(このバンド良いよねー、とか言い出すかも知れない。そしたらその人達と同じバンド好きなの嫌になっちゃうかも知れないから()、分からなくは無いし実際自分にもそういった経験はある。すいません😅


でもベイエリアのインディパンクシーンを垣間見た経験から言うと、余りにも自分達のお気に入りバンドを手に届く所で停めようとするファンベースしか居ないバンド達を観に行くのは本当につまんなくなった。だって行ってもいつも同じ顔しか見ないし、結構バンドや彼らを取り巻く複雑な人間関係や恋愛ドラマがあってめんどくさくなった。😅

だからライブはもうちょっと大きな箱でやるバンドだけ観に行こうと思うようになっちゃった。て言うか最近はもう座れる所で安全に押しつぶされる事なくライブは観たい。笑。


ちなみにここで私が言う小さいベニューとはマックスのキャパが100人とか多くて500人とかのライブバーの事です。アメリカではキャパ1000人とか言うと、結構名の通ったインディかメジャーレーベルにサインしたそこそこ人気が有るバンドがツアーで回る箱サイズって認識です。