これが中国政府の世論管理術…哀悼や同情「極めて慎重に」伝えよ
http://www.sankei.com/world/news/150607/wor1506070025-n1.html
中国湖北省の客船転覆事故で、中国の宣伝当局が地方政府や国内の報道機関に対し、世論管理強化に向けた通知を出し、犠牲者への哀悼や家族への同情などを「極めて慎重に」伝えるよう指示していたことが7日、分かった。関係者が明らかにした。
当局は事故が起きた1日にも、独自の取材や報道をしないよう通知。国内では、400人以上が死亡する惨事に政府の管理責任や捜索方法の妥当性を問う声も出始めており、習近平指導部は対応への不満が政府批判に発展することを警戒して、世論の動向に神経をとがらせているとみられる。
関係者によると、宣伝当局は犠牲者を哀悼する「初七日」を迎えた7日から2日間、特に情報管理を徹底するよう指示した。地方政府に対し、ネットメディアの報道やコラムなどを厳しく審査し「有害な内容」があった場合は削除し、通報するよう指示している。
【ねこ目】
産経配信の本文記事。ということで、昨今対中の捉え方に偏りを指摘する声もあるだろうが、それはとんでもない言いがかり。在チャイナ10年以上の【ねこ目】から客観的に見て、現在、日本のメディアの中で唯一チャイナの実情を捉えているのは産経だけだ。この本文記事はまさに中共チャイナの性格を正しく伝えた記事である。
>「極めて慎重に」
この意味は、中央から指示(許可)のあった記事以外は「報道するな」ということ。大陸チャイナ人なら誰でも普通の顔して沈黙を守る。
>習近平指導部は対応への不満が政府批判に発展することを警戒して、世論の動向に神経をとがらせて・・・
現在チャイナ各地で毎日200件以上は起きているであろうと言われる大小の暴動。ただいつもあらゆる手段でもみ消されている。
社会不満や理不尽な政府に対し憤った人民の暴動の発展が「党に危険を及ぼす」と中央から強力な指導が出ている。よって地方で暴動が起きたとあれば、地方のトップは出世どころかせっかくの利権から外れてしまう。だから党のどのレベルも必死で封じ込む。
>「有害な内容」があった場合は削除し、通報するよう指示・・・
中共にとって「有害な内容」とは人民にとって「有益(真実)な内容」である。だから地方政府は特に怖がる。なぜか?日頃から権力を笠に来て、理不尽な態度を取っている公安や城管等、党の底辺に属する下っ端たちが暴動の的になることが分かっているから。だからこの時ばかりは"保身"の為に忠実に目を光らせる。
本文記事が取り上げた内容は、決して特別な中共チャイナ政府の世論管理術ではない。ごく普通に同様の性格で人民は日頃から管理されている。今回は国際的印象に影響を及ぼす事故であったことから、中央政府が躍起になって管理・・・すなわち「言論統制」をひいているに過ぎないのである。