さて、今回は私と友人(お声がけいただいた美人さん、Sちゃん)が出会った男性のお話。
私とSちゃんはとある合コンでDくんという男性に出会いました。
Dくんは東京六大学出身で、転勤で最近この辺に来てあまり友達もいないということでした。
見た目はクセがなく「普通」、あまり自分からしゃべるタイプではありませんでした。
DくんとSちゃんの勤務先が同じビルに入っているということで、まずはどんなお仕事してるのかとかを聞いていました。
セミナーとか?私はよくわかんないですけど、なんか勉強しているらしく、少しでも話が盛り上がれば、と思って
「あ、もしかして意識高い系ってやつですか(にっこり)?」
とつっこんでみました。(失礼にならないように気を付けました)
そしたら
『えぇ、まぁ…』
みたいな感じで、普通に返事されてしまい
(うーん、あんまり冗談通じない感じ?いじられるの嫌いなタイプっぽいな…)
と、あとはやめとこうと思いました。
全部で8人ぐらいだったかな?
でも結局あまり盛り上がらず、1次会で終了となりました。(私とSちゃんはそのあと2次会に行きました!)
一応Dくんはスペック◎、見た目〇だし、無口で本性がよくわかんないからもうちょっと会ってみるのはアリだね、という話になりました。
そしたらDくんはSちゃん狙いだったらしく、その後SちゃんとDくんは二人でランチしたり、飲んだりしていましたがイマイチ進展はありませんでした。
季節は夏、私とSちゃんはとある花火大会に行きたいねという話をしていました。
Sちゃんの会社で桟敷席を取っており、そこならいい席でゆっくり見れるのです。
ただ抽選で当たるかどうかと、私が休みを取れるかどうかが問題でした。
とある休みの日、Sちゃんから「当たったよ~」とラインが来ました。
ちょうど私の休みが確定したところだったので「私も休み取れたよ~!」とすぐ返信しました。
そのとき、実はSちゃんとDくんは一緒にランチ中でした。
私のラインを見たSちゃんは「やったー!」と声に出して言ったそうです。
そしたら「何が?」という話になり、花火大会の話をせざるを得なくなりました。
話を聞いたDくんは
(当然、オレも誘うでしょ?)
という態度になってきて、実際一人分空きがあったので誘うことになってしまいました。
控え目なのかとおもいきや、変なとこグイグイくる…。
花火は少し離れたところなので、車で行かなくてはいけませんでした。
すると運転手は飲めません。
ちょうどDくんは車を買ったばかりでなんか自慢してきていたので、(のせてあげようか的な)
「オレが車出すよ」
とか言ってくれるのかと思いきや、全くその気はなく、結局土地勘があり車の燃費がいいSちゃんが車を出すことになりました。
当日は曇っていましたがのちに雨予報でした。
(確実に雨になる予報だったので、濡れてもいい服装で、タオルとかも持ってきてね~とSちゃんが連絡をくれていました。)
車でみんなをピックアップしていく予定だったのですが、気をきかせて先にSちゃんとDくんに買い出しをお願いし、
二人きりになれる時間を作っておきました。
当日運悪くSちゃんは胃の調子が悪くなってしまっていたのですが、DくんはSちゃんを全く気遣う様子もなく…。
私はやめようか?と言ったのですが、あまり食べられないけど行きたいというのでそのまま行く方向に。
買い出しで買ったお菓子も普通のおつまみばかり。とてもお腹の調子が悪い人が食べられるようなものはなく、心配だったので
あっさりしたものとスポーツドリンク、お茶を追加で買ってから行くことにしました。
車の中でも彼を助手席にして盛り上げようと思ったのですが、盛り上がらず…。
(こっちは少しでも共通の話題を、ってがんばってんだから少しはそっちもがんばれよ!!)
と思ってしまいました。
向こうについたら、雨が降ってくるかもしれないからなるべく席から動かなくていいようにしよう、と作戦を立てました。
(立ってる間に雨降ったらシートがびしょびしょになっちゃうので)
まず一通り出店を見て周りながら食べ物をゲットして、最後にビールを買って席に戻ろう、とみんなで決めました。
みんなでお店を見ながらあれいいね~、じゃ私あっち行ってくる!なんて自然と分担して1周する間にだいぶと食べ物がそろい、
ビールも買って戻りました。
みんなで買った食べ物を集めてみたところ、だいたい一人500~1000円使っていたのですが、彼は100円の枝豆のみ。。。
まぁいいか、と乾杯しようとしたら彼が
「ビール買ってない…」
って…
『なんでやねん!!話きいてなかったんか!』
って全力でツッコみましたよ。もーせっかく乾杯しようとしてるのに~!!
彼がもどってくるのを待って乾杯。
枝豆しか買ってこなかったのはもしかして自分がお腹すいてないからか?とちょっといい方に可能性をさぐってみましたが、
みんなで買ったものを
「Dくんもどうぞ」
ってすすめたらめっちゃ食べてました!ただのケチだった(笑)
その後食べ物が少なくなってきたらDくんが
「あれ食べたいから買ってきていい?」
というので、どうぞどうぞ買ってきて~と送り出しました。
帰ってきたら全く違うものを持っていて、またしても
『なんでやねん!!』
っと全員でツッコみましたが、
「いや、こっちいいかなと思って…」
と、普通のお返事。せっかく笑えるところなのにね。
途中からやっぱり雨が降ってきました。
私たちは濡れてもいいやという恰好、サンダルだったのでいいのですが、彼はSちゃんから連絡をもらっていたにも関わらず、
スエードっぽい靴を履いてきており、脱いで置いてあった靴の中にいっぱい雨がたまってました。。。
しかも手荷物も何もなかったので当然着替えもタオルも持っていません。
仕方ない、自業自得。
なんで全く言うこと聞かないの??
しかしびしょびしょでSちゃんの車に乗せるのもかわいそう(Sちゃんが)なので、私が余っていたタオルを貸してあげました。
帰りは真っ先に彼を送って行って車から降ろし、その瞬間私とSちゃんは
「ないわ~」
「ないね」
と意気投合し、二人でごはんを食べに行きました。(Sちゃんだいぶ調子よくなってました)
というわけで、その1年後ぐらいにDくんは出会いを求めて合コンを続けているという話を風のウワサで聞きました。
「いい女の子がいない」と言っていたそうですが、違うと思いますよー、と言ってあげたいです。
それだけのスペックがありながら彼女ができないというのは、やはりワケがあります。
自分に原因があるのでは、とは微塵も思っていないようです。
たぶん彼女できないまま、次のところに転勤になってるんじゃないかな。