みなさん、おはようございます。

恋愛こじらせOLのcocoaです。

さて、早速私の実体験についてお話しさせていただきたいと思います。


まずは私のこじらせのきっかけを作ったと言っても過言ではない男の話。

女子校上がりの私は、大学入学当初男性が苦手でした。

嘘みたいな話ですが、入学した直後は
男性と目を合わせるのも怖くて俯いていました。


そんな私はなんやかんやでとある部活に入部。

その部活の合宿で出会った男こそ自称『上玉』男。

彼は肌は白めで、笑顔の可愛らしいいわゆる『イケメン』の部類だ。

その上女慣れしているので、話も上手くて面白い。

もちろんこの当時の私は男というものを分かっておらず、
そんな上玉男の策にたった一晩でまんまとかかった。

彼とは部活だけでなく学科も一緒であることが合宿中にわかり、
合宿後は一緒に授業を受けたりもするようになった。


また、彼はある時「それは彼女に頼むべきではないか」と
思われることを私に頼んできたのだ。

そう、私に「モーニングコールで起こしてほしい」と依頼してきたのだ。

女性をその気にさせるのが実に上手い。

実際私は彼に電話をかけ、起きているか確認したことがある。


そうこうして過ごしているうちに、上期の試験期間が近付いていた。

私は自分で言うのは憚られるが比較的真面目な学生であり、
体調不良などの理由がなければ授業を休んだりしなかった。

一方の上玉男はサボり癖が強く、
出欠も取らない私の学科では思う存分サボりまくりだった。


そう、サボり魔の彼は私に
「これまで取っていたノートやレジュメを貸して欲しい」と頼んできたのだ。

合宿以来すっかり彼に心奪われていた私は
『都合のいい女』にされているとも気づかず上玉男との勉強に励んでいた。

彼に私から直接想いを伝えるようなことはしていなかったが、
彼は私の気持ちに気付いていたと思う。

その上での彼からの勉強会の開催依頼だった。

実際彼は私とA(部活と学科の友人)が一緒に
勉強する約束しているところに混ざると言ったものの、
私に気を使ったAが「2人で勉強して」と抜けたことで
別の友人B(同じく部活と学科の友人)を強引に巻き込んだ。

確かにAの気の使い方は余計だったので、上玉男の気持ちもわからなくないが。


また、私とBは親友であり、
Bと上玉男は浪人していたので年は私の1つ上だった。

そんなBと上玉男は同い年だからか
お互いに思ったことをハッキリと言い合う仲だった。

当然Bは私の上玉男への気持ちを知っている。

Bは私のことを上玉男に推してくれると同時に、
彼からの情報も提供してくれた。


もう結構前の話になってしまうので詳細は忘れてしまったが、
ある日Bから「上玉男がC(部活の友人)と付き合い始めたらしい」と聞いた。

さすがの私もそれまでの言動で
自分に上玉男の気持ちが向いてるとは思えなかったので、
それを聞いても深く傷付いたりはせず、きちんと諦めることができた。

「あれ…、cocoaが上玉男に四股される話でしょ?」と
タイトルを見て思ったそこのあなた。

まだまだ甘いですね笑

面白いのは、これから先です。


それからしばらくの私は新しく好きな人ができるわけでもなく、
のんびりと過ごしていたのだが……。


私が上玉男に興味をなくしてから数ヶ月経った頃だろうか。

Bからとても面白い情報を手に入れた。

※もちろんBはこの時の私が上玉男に興味を
無くしたことを知った上で話している。

「上玉男がCとD(学科の学生。私とBは友人ではない)と二股しているらしい」と。

その時点で私は驚きはしたものの、納得はした。

どうせ自分の時のようにその気にさせて、
Dも好きになってしまったんだろうと。

まして、Cと付き合っているなんて知らずに。

それと同時に私がCと同じ立場になる可能性が少なからずあったことがわかり、
むしろ上玉男に選ばれなくてよかったとホッとした。


それからしばらく上玉男はCとDと二股をしていたのだが、
上玉男たちの成人式が終わった頃にまたBから面白い情報を手に入れた。

「上玉男がついに四股をしているらしい」と。

さすがの私も驚きを隠せなかった。

2人ぐらいなら学生だし時間的にも経済的にも負担は少ないが、
4人となるとその倍である。

何よりそれぞれの彼女?(あるいはセフレ?)と話をするのにも
別の彼女との出来事とごちゃごちゃになったりしないのだろうかと思ったものだ。

しかも上玉男は四股のうちの新しい相手の1人は
成人式で再開した女性(E)だったらしい。

成人式マジック、というやつだ。

しかも上玉男はこの成人式マジックにかかってしまったEを実家に連れ込んだらしい。

Cのことも実家に連れて行ったことがあるようで、
Eを連れ込んでいる上玉男を見た母親は「アンタ最低だね」と言い放ったようだ。

もう1人ももしかすると成人式で再開した女性かもしれないが、
詳細はもう忘れてしまった。

そして、この話を自慢げにBに語った時のこの男の言葉こそ
「俺って上玉だもんな」という名言である。


この話を後に好きになったベイマックス似の先輩にしたところ、
「四股のうちの1人だったら最高に面白かったのに」と
言われたことが今でも忘れられない。

ベイマックス似の先輩の話はまた別の機会に。

それでは。