あらすじ
ボッス王が亡くなり、遺言で王の跡を継ぐこととなるボッジ。しかし、ヒリングにより遺言は覆され、新国王はダイダと発表されてしまう。そしてカゲもボッジの前から姿を消し、ベビンはカゲを探すボッジに「カゲは旅に出たので二度と会えない」と告げる。失意のボッジはとある行動に出る。
見どころ
1.ボッジの体を治してくれたのはヒリング
ヒリングの回復によって、この世界には「魔法」があることがわかる。
ヒリングは、ボッジを次の王様にしないように動く一方で、ボッジのことを凄く大切に思っていた。
ボッジを国王にさせなかったのも、言葉もしゃべれず、非力なボッジが王になるのは不憫であると思っての親心の行動だろう。
それにしても、あの謎の悪魔のような存在はなんだったのだろうか?
2.消えたカゲ
ベビンと出会ったあと、消えてしまったカゲ。
ベビンの言葉では「カゲは旅に出て二度と会うことはない」というが、本当にどこに消えてしまったのだろう?
あの感じでベビンがカゲを殺したとは考えづらいので、本当に旅に出したのか?
3.カゲを追うために旅に出るボッジ
過保護であったヒリングが、過去の言動を顧みて考え方を変えてボッジの旅を許すのは良いシーンであった。
ヒリングやミツマタをはじめ、この世界にはボッジのことを気にかけていたり、尊敬している存在がいる。それだけボッジは魅力的な人間なのだろう。
感想・考察
個人的には「ヒリング回」と言って良いのではないかと思っている。
第二王妃として、城に来たヒリングがボッジと打ち解け合おうと努力している様を描いてくれたのは、本当に良かった。
ボッジを王座に就かせなかったのも、ボッジのことを思っての親心ということがこの回でわかる。
実際、あの時点で王座についていたら大変な思いをしていただろう。