<犯人>

  • 湖月レオナ (20)

「遊民蜂起」劇団員。
虫も殺せないか弱いお嬢様、の仮面を被って
憎悪の炎を隠し復讐の機会を伺っていた超演技派女優。
数多の男を虜にするオーラを放っている。
合宿所の火事の中、身を挺して助けてくれた霧生鋭治
を心から愛するようになり、一時「駆け落ち」をしていた。
放火の口封じに霧生を殺害した3名に復讐を果たす。
真相解明後、劇場に火を放ち自害を試みるも、
金田一に助けられ、後逮捕される。
告発後の変わりようが気持ちいい豹変形犯人。


<被害者>

  • 絵門いずみ (25)

「遊民蜂起」劇団員。
放火でライバルの若手役者を葬り去り、
真相を知った霧生鋭治を樹海に置き去りにした一人。
若干の罪の意識はあったかもしれない。
圧殺。
舞台上のシャンデリアを落とされ、一瞬で命を落とした。
地味な上に退場も早いが散り際だけはど派手。

  • 三鬼谷巧 (22)

「遊民蜂起」劇団員。
でこの広いチンピラ風貌の殺され顔。
レオナ信者1号で、「LEONA LOVE」の刺青を彫り、
彼女と他者が話すのも許せないほどの溺愛ぶり。
絵門いずみの共犯者。
それでもなお火を見て落ち着く変人。
毒殺。
レインコートの上から毒を注射され死亡し、
手首を切り取られた。

  • 城龍也 (28)

「遊民蜂起」劇団員
感じのいい美形好青年を装っているが、地をすぐに出す。
レオナ信者2号で彼女への疑いは微塵も感じられない。
絵門いずみの共犯者。
刺殺され、
密室となった劇場で血溜まりを作って息絶えていた。

<容疑者>

  • 氷森冬彦 (20)

元「遊民蜂起」劇団員。
頼りなさげな面持ちの青年。
レオナ信者3号で、ブリッコバージョンの
レオナの言うことならホイホイ聞く。

  • 響美土里 (17)

オペラ座館の新オーナーの娘。
若干吊りあがった目つきと右目の下のほくろが特徴の強面美女。
気難しいお年頃なのか、気が荒くよく怒っている。

  • 白神海人 (28)

ミステリールポライター。
若干ナルシスト傾向のある合気道3段美形素人探偵。
何度か殺人事件に遭遇し事件を解決しているらしいが、
例によって今回の事件ではかませ犬。
金田一に挑戦的で、意味不明な論理展開で城殺害のお膳立てをしても
何の反省も見られなかったが、解答編から急に素直になって、
事件解決後には立派な「イイ人」に。

  • 響静歌 (50)

オペラ座館の新オーナー。
「ガラスの仮面」の月影先生がモデルとなっており、
ギャグスレスレの怪しいオーラを放っているが、
そのキャラクターは物語が進むにつれて不思議と馴染んでいく。
黒沢和馬とは一時愛人関係にあった。

  • 影島十三 (45)

演出家。
蜷川幸雄がモデルの派手シャツなサングラスおじさん。
黒沢和馬の一番弟子で、
ミステリー演劇の演出では日本の第一人者。
非常時でも年齢にふさわしい大人の判断ができる人物。

<事件関係者>

  • 霧生鋭治

元「遊民蜂起」劇団員。
黒沢和馬と響静歌との間にできた子供。
城たちの合宿所放火によって顔に酷いやけどを負い、
「オペラ座の怪人」のファントム役を最後に役者を退く。
城たちに口封じのため樹海に置き去りに去れて行方不明に。


<レギュラー>

  • 剣持勇

ちょっとした叙述トリック。
本当に生きていてよかった。

  • 明智健悟

ラストにちょこっと電話。