警察内部の派閥争いと言いながらも、いちおう事件の捜査もやってるじゃん!

と思いきや、最後の最後のまさかのオチに衝撃。

主人公、けっこう悪いヤツ。

1話は、銀行で立てこもり事件が発生、負傷者が出たうえに犯人を取り逃がし、さらに派閥間の争いにより内部で協力を得られない場面もあったが、漣はプロファイリング能力を生かし解決、実は漣こそが事件自体を引きおこした張本人と判明したというお話。

父と2人暮らしで、父は交番勤務の警察官のようだけど、何か言いかけてやめた様子から、おそらく何か問題を抱えていたのではないかと。

警察官になりたいなら自分みたいになってはいけない、間違いを正そうとするなら悪魔に魂を売らなきゃいけない・・・とか言ってたしね。

警察内部の闇をどうにかしようとしたけどできなかった、とかそういうことかね?!

漣は警視総監を目指しているようなんだけど、状況的に分が悪い。

出身大学による派閥の問題で、立場がよろしくないみたい。ってかさ、そんなの警察に入る前から分かる事なんだから、勉強もっと頑張って東大行っとくべきだったのでは?(笑)

しかも派閥名が「東大派」「薩摩派」「外様派」なわけ。

東大はまんまだからよいけど、薩摩や外様って江戸時代か?!ネーミングセンスを疑う単語のオンパレードで、内容よりそっちに意識もってかれそうだった(笑)

漣は外様派で、トップは刑事部長の千堂。

ただしお気に入りは捜査共助課長の佐久間という男で、漣は二番手かそれ以下の扱いだったようなんだけど、このたび女性問題により失脚。

この失脚、漣が知り合いに頼んでハニートラップを仕掛けたようなのよね。

ひっかかるほうもひっかかるほうとは言えるし、捜査会議での状況からして漣よりダメそうなのは確かだったとはいえ、懲戒解雇だなんて人の人生台無しにしすぎで怖かった。

漣の裏工作、佐久間の件だけでも驚きだったけど、今回起きた事件の方についてはもっともっと恐ろしかったわー。

銀行で起きた立てこもり事件で、改造銃が使われ、負傷者が1人出た上に犯人は逃亡という、警察的にはかなり失態な感じの状況なわけ。

東大派と薩摩派は手を引いたようで、佐久間も失脚し、漣は一人で前面にたつはめに・・・。

プロファイリングが得意らしく、あっという間に蒲生に行きついたわけ。

しかも証拠にかけるからと、勝手に指紋とって証拠を偽装、強硬に逮捕を進め、結果的に漣の押しの一手で蒲生の自供も引き出し、あっという間に事件解決!

証拠偽装については、千堂には事前報告済みで、幼なじみで所轄の刑事として一緒に捜査していた爽も共に行動してたことで知ってしまったわけで、それだけでも衝撃だったのに・・・

蒲生をたきつけて銀行強盗起こさせたのも、漣だったという衝撃の事実が判明!!

犯人逮捕のために手段を選ばないならまだしも、そもそも事件を引き起こした張本人だったとか、事件を起こさせた理由は自分が出世するためだとか、もうダークでしかないね。

どうしてそこまでして出世したいのか?については、まだよくわからないわけ。

だから賛同いたしかねる!の一言に尽きる。

次回はというと、奇妙な連続通り魔事件の指揮をとることになり、同期との出世争いに勝つため、担当している事件が世間の注目を浴びるように裏工作するというお話。