
その1はこちらから
その2はこちらから
知覚動詞、というのはsee(見る)や、hear(聞く)のように目や耳から
見聞きしたことを伝える動詞、なわけですが、
自分の行為を見られる、聞かれる、という受け身で表現する場合も
当然ながらあります

最終回は知覚動詞を受け身で使ったときの注意点をまとめてみましょう

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まずは平叙文から確認していきます

The house keeper saw me talk with my boyfriend on the phone.
家政婦は 私が ボーイフレンドと電話で話しているのを 見た。
家政婦はみた、のような文を例文にしてみました

この文章を主語を私にし、家政婦に見られた

すると、以下のようになります

I was seen to talk with my boyfriend on the phone by the house keeper.
私は ボーイフレンドと電話で話しているのを 家政婦に 見られた。
平叙文のときは動詞の原形で使っていた talk が受動態のときは
to talk とto不定詞で使われているところがポイントです

知覚動詞は その2で説明したように、
S 知覚動詞 O 動詞の原形
動詞のing
動詞の過去分詞
の3パターンありますが、受動態にしたとき to が必要になるのは、
動詞の原形のときだけです

おそらく、文全体の動詞(was seen)の後ろに、いきなり動詞の原形が
くることに違和感があるからtoを挟むんでしょうね

