最近『セカンドライフ』という言葉をよく耳にしませんか?

 この言葉、違う意味で大きく2通りの使われ方をされています。
 ひとつは、いわゆる『第二の人生』というもの。
 つまり、定年後の人生を指した意味としてのものです。
 団塊世代が定年を迎えるにあたり、この世代にターゲットを絞った
 ビジネスが盛んになるということから使われるようになった言葉です。

 それに対して、もうひとつの『セカンドライフ』は、
 アメリカリンデンラボ社が開発した3次元のパソコン上での仮想世界のことを
 言います。

 今までは『セカンドライフ』と言うと
 前者の意味を指すことが多かったのですが、
 この1年で後者を指す事の方が多くなってきました。

 今回このコラムでお話ししていくのは、ITアドバイザーのわたしが
 お話していくのですから、当然後者を指しています。




 

 さてこの『セカンドライフ』
 これに関する話題で最近耳にしたものに、
 ・セカンドライフで結婚式を挙げた
 ・セカンドライフでイベント開催中(テレビ東京など)
 ・セカンドライフに店を構えた(セシール、ソフトバンク、三越など)
 といったものがあります。

 しかし何と言っても極めつけは、セカンドライフの不動産売買で
 100万ドル長者になった人(アンシェ・チャン)がいるという事実です。
 これで一気に『セカンドライフ』に注目が浴びるようになったと
 言っても差し支えないでしょう。

 やはり人は、金(かね)になるとか儲かるという話には
 興味引きたれられますからね(笑)


 はたして、この『セカンドライフ』で何ができるのでしょうか?
 (このコラムで言う何ができるのか?とは、
  ビジネスとしての可能性という意味です)

 結論から言ってしまうと、正直未だ、みんな手探り状態です。
 可能性を探っている段階です。
 実験段階といったところが本音なのです。


 『セカンドライフ』サイトによると、『セカンドライフ』の可能性として、
 「探検する」「創造する」「売買する」「つなぐ」「プレイ」「所有する」
 の6つが取り上げられています。

 無限の世界を「探検」し「プレイ」する。
 その世界に訪れた人(正確にはアバター同士)のコミュニケーションで
 「つながる」。
 また、セカンドライフ内で土地などの資産取得を「所有する」するとか、
 想像可能なあらゆるものを「創造」し、それらを「売買する」ことができる。

 こういったことが『セカンドライフ』ででき、
 そこから新たな何かが生まれてくるだろうということです。


 まあこうした概論はともかく、
 ビジネスとしてはもちろん、何がそんなにウケているのか?という視点に
 立って、わたくし、『セカンドライフ』に侵入してみることにしました。


 『セカンドライフ』をはじめるには、まずは、設定(登録)をして
 『セカンドライフ』に自分の分身(アバター)を作ります。
 これは難しくはないと思いますが、しかし少しわかりづらいかもしれません。
 あと、アバターの名前のを決めるのに少し制約があるのが不満でした。
 この作業は英語ということもあるので、まずはここが最初の
 『セカンドライフ』を、先に進むか止めるかの判断となるでしょう。

 自身のアバターができたら、『セカンドライフ』の世界をダウンロードし、
 パソコンに設定したら、いよいよ『セカンドライフ』の世界にデビューです。

 アバターを操作して『セカンドライフ』の世界で過ごすというこの感覚は、
 ひとことで言えばグラフィックゲームをやっているような感覚です。
 このアバターの操作を楽しいと思うか面倒くさいと思うかが、
 2番目の『セカンドライフ』を、先に進むか止めるかの判断となるでしょう。

 わたしはこのアバターの操作で、FLY(飛ぶ)が気に入りました。
 これは楽しいです。


 といった具合にただ今わたくし『セカンドライフ』を体験中ですが、
 この『セカンドライフ』については、次回以降、
 体験リポートや可能性など、もう少しいろいろお話をしていきたいと思います。