数日前、東京にある講演企画会社より、
 ある上場企業の『顧客満足度』というテーマの講演の依頼がきた。

 しかし、主催者から「お願いしたい内容」という宿題がついてきた。


 1.「顧客」と「お客さま」とはいっしょか?

 2. 顧客満足と顧客(お客様)第一主義とは同じ意味か?

 3. CSの対象は、誰なのか?誰を顧客と呼ぶのか?

   卸部門、直販部門、製造部門で夫々違うのか?

 4. 当社のような商社でもCSを前社としてやれるのか?

 5. CSをやると会社は儲かるのか?

 6. CSとCSRの関連性について

 などだ。


 しかも聴講生は、役員らしい。


 私は、ホテル経営をしていたので、結構この手の講演依頼は多いのだが、
 これらの質問を受けたのは初めてだ。

 しかもこのようなことを役員が疑問を持っているというのは、
 私には理解できない。


 これは、役員が再確認したいものなのか?
 それとも現場担当者にCSを任せっぱなしをしているので、
 もういちど原点に帰りたくて私に依頼をしたのかわからないが、
 今まで何も疑問を持たず、講演してきた内容だが、こう聞かれると、
 「う~ん」と考えこんでしまう内容だ。


 例えば、「お客」と「顧客」の違いなんて、普段考えたことがあるだろうか?

 私自身マンネリ化して、「顧客満足」とは、こんなもんだという
 固定概念で話していたが、新たに原点に戻って考え直さねばならないことだ。

 尚、この回答は、講演終了後に発表しますので、
 皆さんよく考えてみて下さい。