前回外装のヤバさに気づいたが

内装も結構ヤバかった。

シートはお世辞にもセンスがいいとは言えないミントグリーンのショップオリジナルシート

ドリ車なんかがよくつけてるのは見るが、このメーカーのシートをGT-Rにつけてるのは初めて見た。

追加メーターもついていたが、なんかおかしい…

Defiって書いてあるがコントロールユニットが見つからない

調光機能もないし、リンク機能もない

しかも照明が

青だ。

よく見たらメーター球も青だし室内灯も青

昔おじいちゃんが言っていた。

光り物を青にするやつにロクなやつはいないって

夜運転していたら自分の顔が顔面蒼白になっていること間違いないだろう。

あとはドリフトするわけでもないのに謎にスピンターンノブがついている。

他にも細かいところを見ていくと文句を言いたいおかしなところは大量にあるがとりあえず目立つのはこの辺だろう。

このオーナーはどうやら痛車仕様にしていて全面にアニメキャラーのカッティングを貼ってイベントに出ていたようだ。

なるほど…

なぜこんなことになっているのかなんとなく理解できた。

まともな改造どころかメンテナンスすらロクにせず、センスを疑うようなドレスアップ部品に金掛けていたのが目に浮かぶ。

まるで10万円で買った軽自動車に行うようなノリでGT-Rを改造していたのだろう。

日本の宝でもあるGT-Rがひとたび間違った人の手に渡ればこのような酷い有様になる。

このオーナーの所有期間は2年間、その間にこれだけの余計な改造をした挙句、恐らく維持すら困難になってきたと予想できる。（その理由:所有権が債券会社だった。笑）

だが、こんな車でも

せめてものすくいは機関的なところには手が入れられておらず変にデチューンされていなかった点だ。

そして金額が500万円（相場的には格安）

メンテナンスやチューニング内容の相場で見たら600万円はいっててもおかしくないような個体だ。

そして、ボンネットの状態があまりにも酷いからといった理由でさらに10万円引いてくれて490万円、シートは2脚新品（オリジナル品）を入れてくれると言われた。

外装や内装を買いなおしてすべて塗装をし直したとしてもせいぜい80万円くらいだろう。

ホイールやシートなどついてる部品を売れば30万円くらいは回収できそうだ。

ついに私はその場で購入を決断した。

状態は最悪のGT-R