いつも病院の面会は午後になった。

 

暖かい陽ざしが入る面会室で話をしていると兄はすぐにウトウして目をつぶったりしてしまう事があった。

 

「ちょっと、聞いている?」激しく叱責してしまった私。

 

今思い返せば それは病気がそうさせていたかもしれなかった。

 

低体温症で入院中だった兄だったが、

 

足が浮腫んでいる、目の視点が合いにくい、頻尿で困っている、

 

などいろいろ訴えていたっけ。

 

一か月の間入院し、その後 7ヵ月経って心臓の病気で急死してしまった・・・。

 

本人もきっと心臓が悪くなっているなんて思っていなかったと思う。

 

この入院の一件はシグナルだったかもしれない。