CLICK“チェボンギュンの顔の骨の
頬骨縮小術の副作用
固定ピン、ネジが
瞳を刺す直前です…
眼窩骨の中に固定ネジが
侵入していますㅠㅠㅠㅠ
非常に珍しい
頬骨手術の副作用です。
最近になってエラ削りでも
頬骨手術でも両顎手術でも
再手術患者が多く
来院されています。
簡単な主観的な不満から
非常に深刻な副作用まで
非常に多様で
多くの方々は
何が問題なのか分からず
私から正確な問題点を聞いて
しばらく泣いてから
帰って行かれる方々も多いです。
とても胸が痛むことが
多いのですが
今日は本当に心痛くもあり
怒りも沸いてくるような
とんでもない副作用なので
アップします。
まず、顔の骨写真の基本である
ウォータースビューから見ます。
頬骨には大きな問題は
なさそうですが
なんだか左の固定ピンが
瞳に近すぎる気がします。
下の写真で青点線が
瞳を包む眼窩骨という骨です。
ところで赤丸の中の固定ピンが
眼窩骨に近すぎます。
側面写真を見ます。
下の赤丸の固定ピンの中を見ると
ネジが長すぎます。
また、ネジの方向が眼窩骨側に
向いています。
原則として頬骨は
内側が副鼻腔で空いているので
長いネジは必要ありません。
それなのにとても長いネジで
固定されています。
正面写真です。
やはり瞳を囲む眼窩谷(青点線)に
非常に近いネジが見えます。
赤い丸の中に
いくつものネジがありますが
眼窩骨の方に向いているネジが
一つ見えます。
パノラマ写真です。
上述の通り
眼窩骨の中にネジ一本の先端が
入り込んでいます。
さらに詳しく見るために
CTを撮影しました。
CTといえば、患者が見やすい
3D CTを考えがちですが
CTはもともと断層撮影です。
つまり、断面を見るべきです。
断面の中から
1カットを持ってきました。
左目の中に頬骨固定時に使われたネジの先が見えます。(赤い丸)
ねじがよく見えるカットに
調節してみました。
下の赤い丸の中にネジが
さらによく見えるでしょう。
さらにねじがよく見えるカットに
調節しました。
下の矢印が示すように
眼窩骨の中に頬骨縮小術の際
頬骨固定のために使用した
ネジの先が入っています。
今日はとても呆れてしまう
絶対にあってはならない
絶対にありえない
頬骨縮小術の副作用について
お話しました。
私がカウンセリング時にいつも
申し上げることがあります。
原則を守らなければ
ならないということです。
さらに、美容手術の場合
機能が損傷を受けては
ならないでしょう。
そのためには、手術部位ごとに
必ず守らなければならない
原則というものがありますが
上記のケースは
原則自体を無視したものと
考えられます。
年を取って骨が小さくなり
骨量が少なくなると
このねじ釘は
眼窩骨侵入ではなく
瞳あるいは瞳を動かす筋肉にまで
侵入する恐れもあります。
必ず今すぐ固定ピンを
外さなければなりません。
今日はあまりにも、もどかしく
怒りが沸く
頬骨縮小術についてお話しました。
私がいつも強調する
原則というものが
なぜ重要なのかを
示すケースでもありました。


















