頬骨縮小術の後、横頬骨再手術
専門医が直接説明します。

上の写真は頬骨を
下から見たものです。
横頬骨の中でアーチ部分が
一番よく見える写真です。
今日の患者は 頬骨縮小術を
受けたのですが
もみあげの近くでアーチの部分が
ぷくっと突き出ています。
勿論アーチ部分を
完全になくすことはできません。
しかし、もみあげの前で
出過ぎていて目立っていました。
横頬骨の後ろ部分
もみあげの前部分です。
矯正することを申し上げました。
他の病院で頬骨縮小術を
受けました。
ところが、患者の右側の
もみあげの前が出っ張っていて
前方の頬骨は引っ込んだので
当然、段差現象が現れます。
段差現象が現れたということは
頬骨が引っ込んでいる
ということです。
特に横頬骨。
ところが、もみあげの中や後ろで
段差現象が現れるはずが
もみあげから離れた前の部分で
段差現象が現れていました。
写真から見てみましょう。
正面写真を見ると骨切り線が
少し外側であることを除いては
骨切りもよく固定されていて
うまくいってると思います。
下左側45度の写真を見ると
頬骨が開いているように見えますが
これは頬骨を押し込む手術方法で
現れる現象です。
頬骨を押し込むのか
骨切りして完璧に
くっつけるのかについては
後ほどまた、詳しく説明します。
上で説明したように
頬骨縮小術は
比較的うまくいきました。
ところが、右のもみあげ部分が
前方に突き出て
段差ができています。
実はぷくっと突き出たのではなく
昔目立っていた横頬骨部分です。
骨切りが前すぎて
この横頬骨の縮小が
うまくいかなかったのです。
下の写真で確認してみます。
上下の画像でご覧のように
患者の左の頬骨は
青色の丸で表示された部分です。
アーチの後ろ側から骨切りされ
横頬骨縮小までうまくできた反面
患者の右側の頬骨が
赤丸で表示されているように
アーチの後ろ側が残っています。
そのため、この部分が
ぷくっと突き出ているような感触で
前面で段差現象が目立ったのです。
もちろん、状況によっては
このように後ろを
残す場合もあります。
しかし患者は
正面から見て目立つので
引っ込めることを望まれました。
それで、骨切りを別にして
引っ込めて固定しました。
上で横の頬骨を縮小した後
CTを見ると
青矢印で表示されているように
出っ張っていた、いや元々の頬骨を
骨切りして引っ込めました。
アーチ前部の段差も
なくなりました。
この小さな骨のかけらさえも
固定して、再び飛び出すことが
ないようにしなければなりません。
「一番後ろに骨切り線が見えますが
この部分は固定しないのですか?」
と質問される方も
いらっしゃると思います。
既に前方の頬骨が
完全に癒合しているため
頬骨は動きません。
つまり後ろの部分は
固定しなくても大丈夫です。
最終結果正面CTです。
今日は頬骨縮小術を受けましたが
横頬骨、それもアーチより
前の部分が飛び出て
段差現象がある場合の
横頬骨の縮小について
ご説明いたしました。
頬骨手術の基本原理は
本体を骨切りして
アーチを骨切りして
小さくして固定するのです。
今日は、後ろ側の
骨切り線についてのお話でした。
上で説明しましたように
アーチ部分を残す場合もあります。
それは 特殊な状況です。
ほとんどの場合
できるだけ後ろ側で
骨切りしなければなりません。
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今日のオマケはラーメン!!
ラーメン101という
チェーン店です。
外国で二日酔いを解消したいけど
周りに韓国料理店がない時
私が主に行く食堂が
日本ラーメン店と
ベトナムのサルグクス店です。
今日はラーメン屋にしました。
みそラーメンですが
上下の写真の違いは
辛いか辛くないかです。
いつも濃いスープの
ラーメン屋に行って
切実に思うことは…
濃いスープに
キムチがあればなぁと…
キムチがなければ
せめてタクワンでも…

