CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
両顎手術の副作用
縫合用針が4年間顔に…
縫合に使われる針と糸です。
ステンレスでできた針の先に糸が付いています。
釣り針のように丸くなっています。
今日はこの針のお話ですㅠㅠ
今日は厳密にいえば
両顎手術の副作用と言うよりかは
過程の中での不注意と表現するのが
合っているかと思います。
患者さんは
4年前に両顎を受けられたのですが
効果がなく、
再手術のために
いろいろな病院を訪問されていた最中でした。
しかし問題は
行く病院ごとに3DCTを撮影したのですが
両顎に関するお話だけをして、
針が入っていることを発見した病院が
なかったということです。
それもそのはず、3DCTは外見を見る写真です。
韓国では3DCTはほとんど
見栄えのための広告用です。
カッコ良く見えるじゃないですか^^
もちろん断面を見ることもできますが
3DCTを撮って
断面を見たり判断したりできる医師は
果たして何人いるでしょうか。
このように3DCTだけで誤診をしてしまうケースを
以前にもお話しておりました。
私のブログ
を必ずご覧ください。
一旦骨の中までスッキリ見える
一般の写真を撮ってみました。
特殊撮影であるパノラマ写真も一緒に撮ります。
パノラマ写真です。
固定ピン以外で特別な点が分かりますか?
写真を掲載する過程で少し画質が悪くなるのですが、
赤色丸の中に
釣り針のように曲がった物体が見えますか?
側面写真を見ます。
よく分からないですよね?
画像を載せる過程で
写真が見えにくくなっちゃいますね…
赤色丸の中に
曲線型の鉄でできた物が見えます。
正面写真も同じです。
はっきり見えないかと思いますが、
次の写真の赤色丸の中を見ると…
何か見えます。
両顎手術の副作用と言うには
無理がありますが。
縫合用針を除去して
オトガイ再手術だけをされることに
決定されました。
オトガイ再手術をして
縫合用針も除去しました。
赤色丸の中の針が無くなりました。
正面写真でも…
針が無くなりました。
赤色丸の中に何もありません。
側面写真でも…
オトガイ再手術(オトガイ前進術)以外に
針も見当たりません。
赤色丸の中に何もなくなり、
顎先が前へと出た姿(青色矢印)です。
これが実際に入っていた針ではありませんが、
このような形の針でした。
今日は
両顎手術の直接的な副作用ではありませんが
若干少し目を疑う副作用でした。
他の病院数カ所行かれて
3DCTを撮っても発見できなかったという…
それもそのはずなのが、
針は骨に既に埋まっていたのに
3DCTは外見だけが見えるため
発見できなかったのです。
私がいつもお話しておりますが、
基本には忠実に
原則を守らなくてはなりません。
一般レントゲンが安いからと無視されていますが、
このように骨の中まで見ることができるのは
まさに3DCTではなく
一般レントゲンです。
一般レントゲンに問題があると判断されたら
より深化した診断のために撮影するのが
CTです。
私達も3DCTを保有しており
撮影をしています。
しかし一旦は
一般レントゲンが優先です。
今日は両顎手術副作用ではありませんが
意外な副作用と
基本を守った検査が重要だというお話をしました。
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